アート権利をブロックチェーンで管理ーースタートバーンがUTECから1億円超を調達、9月に新サービスも

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アートとテクノロジーを主軸に事業展開するスタートバーンは、7月5日、UTECを引受先とする約1億円の第三者割当増資を公表した。

今回の資金調達により同社は、文化・芸術品などの権利・情報管理に特化したブロックチェーンネットワークの構築をするほか、ウェブサービス「Startbahn BCM(仮称)」の提供も予定している。

芸術・文化に関わる作品には公開・共有すべき「作品のタイトルやサイズ、制作年、作者情報、来歴情報、真贋情報」などの情報と、共有を目的としない「所有者の個人情報や販売管理者の為の管理情報」などがある。

同社が計画するブロックチェーンネットワークでは、どの参加機関も独自の作品証明書発行サービスを行なったり、作品売買・管理ができるようになるほか、それぞれの機関が運営中のサービスに組み込んでアップデートすることもできる。ネットワークは、2018年9月末より試験運用を開始する。

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また、計画されている自社運営のウェブサービス「Startbahn BCM(仮称)」では、2015年12月から運営してきたアート系SNS「Startbahn.org」をベースに、前述のブロックチェーンネットワークを活用し、作品を転売した際にもオリジナル作者に還元金を支払える仕組みなどを構築する。

Startbahn BCM(仮称)では、作品や商品の管理機能を充実させ、アーティストやクリエイターだけでなく、ギャラリーやショップ、教育機関などの利活用も視野にいれている。試験運用は9月末を予定。

via PR TIMES

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