DoorDash、無料配送と新たなピックアップサービスで月10米ドルのサブスクリプションを開始

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DoorDash の DashPass

オンデマンドのレストラン料理配送プラットフォーム DoorDash は本日(8月8日)より、サブスクリプションプランと料理を早く受け取れるピックアップサービスを開始した。

DoorDash はここ数ヶ月、マンスリーサブスクリプションプログラムの実験を行っていたが、月9.99米ドルの「DashPass」サービスを正式に開始した。顧客は15米ドル以上の注文をすれば送料が無料になる。

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(上)DashDoor: DashPass

DoorDash にとって、このサービスを提供する意味は大きい。Amazon Prime が無料配送(のほか各種特典)を提供し、あらゆるものを Amazon で購入してもらおうと努めているのと同様に、DoorDash もマンスリーサブスクリプションで同社のプラットフォームから頻繁に注文してもらうのを狙いとしている。同社によると、会員は平均で月3回注文すれば元が取れる。現時点で週1~2回 DoorDash から注文している人であれば、マンスリーサブスクリプションを申し込めばすぐに元が取れるわけだ。追加料金を支払わなくて済むので、注文回数はさらに増えるかもしれない。

Postmates は2016年以降、月9.99米ドルの「無制限」サブスクリプションを提供しているが、最低注文金額が20米ドルである。そのため、最低注文金額の少ない DoorDash は競合より有利な立場に立とうとしている。

会社発表の声明によると、「パイロットプログラム実施中に DashPass に申し込んだ人は、平均で月20米ドル超を節約し、注文回数も2倍に増えた」という。

料理のピックアップサービス

月10米ドルを節約したいと思い、料理を受け取りに店舗に来られる人向けに、DoorDash はピックアップサービスも提供することにした。これは行列に並ばなくても済むサービスで、前もって料理を注文した後に店舗に出向けば料理を受け取れる。時間をかけずに朝食や昼食を取りたいと思っている忙しい人を中心に人気が出るかもしれない。コーヒー1杯やハンバーガー1個など、注文金額が少ない場合にも使えそうだ。

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(上)DoorDash: Pickups

サンフランシスコを拠点とし2013年に設立された DoorDash は現在、アメリカとカナダの1,000以上の都市でサービス展開している。競合には Postmates や Uber Eats、GrubHub などテクノロジーを取り込んだ多数の配送・ロジスティクススタートアップが挙げられる。

今年浮上した報道によると、資金力のある競合に対抗しようと、DoorDash は最近、Postmates との統合の可能性を議論したとされる。しかし同社の資金は十分ある。数ヶ月前に行われた5億3,500万米ドルのラウンドを含め、これまでに7億2,100万米ドルもの金額を調達している。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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