投資家とスタートアップのファイナンス実務支援「FUND BOARD」、投資家向けにローンチーー管理と分析で投資先状況を「見える化」

by SuzukiSekiko SuzukiSekiko on 2018.8.1

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投資家とスタートアップのファイナンス実務支援プラットフォーム「FUND BOARD」を運営するケップルは8月1日、同サービスの投資家向けサービスを正式ローンチしたことを発表した。

同サービスは2017年7月にβ版がローンチされた。投資家向けの「FUND BOARD」では、投資先や投資先候補を「投資済」「投資検討中」「未検討」「見送り」のステータスに分けて登録すると一覧管理が可能。さらに登録された投資先に資料送付をURLからのデータアップロードで依頼し、送信してきたファイルを紐づけて、資料を管理しておくこともできる。

正式版の利用料金は1ユーザー1万2800円からで、ユーザー数に応じて料金形態は変動する。

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実務的な面だけではなく、レポーティング機能も搭載。カテゴリやタグで投資先をセグメント管理しておくことで、「ファッション」分野の企業にいくら投資しているのかといった分析情報の自動集計も実施してくれる。投資時のバリュエーションや現時点での持ち株比率といった情報も一覧化される。

同社代表取締役の神先孝裕氏は「将来的には分析データを1クリックで完成度の高い資料にできる仕様」を目指しているそうだ。

自身で会計事務所を立ち上げ、Skyland Ventures取締役を兼任する神先氏。スタートアップと投資家のファイナンス実務に携わってきた中での課題を解決するためFUND BOARDを開発している。

「数十社、数百社の投資先や関連会社と(決算時期など)限られた期限の中で大量に返信し、送付方法の違う資料をダウンロードして格納するのは大変な作業です。また、どうしても専門的な知識が必要で事務を専任やアウトソースで依頼しにくい現状があります。

これらの手作業になっている部分をツール化するとともに、スタートアップの報告情報が自動で取り込まれ、自動でグラフ化され、上場会社のようなIRがダウンロードできるようになる、という未上場会社向けのIRプラットフォームにしたいと構想しています」(神先氏)

β版では、スタートアップおよび、ベンチャーキャピタル、事業会社、エンジェル投資家な累計150社を超える事前登録があった。正式ローンチ後はEast Ventures、Skyland Ventures、F Ventures、アプリコット・ベンチャーズなどで活用される予定だ。

2018年10月には個人投資家や多くの子会社管理が必要な事業会社向けにカスタマイズした仕様の実装も目指す。また、年内には起業家向けサービスの提供も予定しており、株主名簿をオンライン上で管理できる機能や行政フォーマットに沿った自動入力された書類をダウンロードできる機能などを実装予定だ。

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