中国コワーキングスペース界のユニコーンUcommune(優客工場)、シリーズCラウンドで3億人民元(48億円相当)を調達

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Ucommune(優客工場)
Image credit: Ucommune(優客工場)

中国のコワーキングスペースプロバイダ Ucommune(優客工場)は、シリーズ C ラウンドで3億人民元(4,350万ドル または 48億円相当)を調達した。このラウンドを通じ、同社のバリュエーションは18億ドルに達した。

今回のラウンドのリードインベスターは、Prosperity Holdings が務めた。Prosperity Holdings は、2017年7月の Ucommune のプレ C ラウンドでもリードインベスターを務めていた。Ucommune(旧称:UrWork)は、WeWork China の主要な競合で、7月には5億米ドル(560億円相当)を調達している。

Ucommune は、2016年から合計4.5億米ドル(500億円相当)を調達している。これまでに同社に出資した投資家には、Gopher Asset Management(歌斐資産)、Zhongrong International Trust(中融国際信託)、Jingrong Holdings などがいる。直近のラウンド以前には、1月に深圳を拠点とするQianhai Wutong Mergers and Acquisitions Funds(前海梧桐併購基金)から1.1億人民元(17.7億円相当)を調達している。

Ucommune は2018年前半、急速にワーキングスペースを拡大させており、その営業面積はこの半年で250万平方メートルから620万平方メートルにまで増えた。Ucommune は多くの資金を費やして他社買収を続けている。7月には上海のコワーキング企業 Workingdom を3億人民元で買収した。今回調達したのと同額だ。

これに先立ち、1月にはコワーキングサービスプロバイダの New Space(洪泰創新空間)を買収、3月には Woo Space(無界空間)を買収、また同じく3月には、2017年に Ucommune から資金調達した、コミュニティベースのコワーキングスペース・インキュベーション企業 Wedo(微度連合創業)を買収している。

【原文】

【via Technode】

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