インドネシアのアグリテックスタートアップTanibox、スマート都市型ガーデニングセットとサポートアプリからなる「GRO」をローンチ

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GRO
Image credit: Tanibox

インドネシアのアグリテックスタートアップである Tanibox は、新製品の「GRO」をローンチした。これまでの製品「Tania」「Terra」「Trace」が B2B 分野をターゲットとしていたのに対し、今回の新商品は B2C を対象としている。

GRO  はスマートガーデニングセットとサポートモバイルアプリから構成される。本製品は都市でのガーデニングに焦点を当て、製品を利用するユーザが限られたスペースや自宅で野菜を栽培することが可能だ。さらに、このモバイルアプリは2つの機能を提供する。My Garden と Learn だ。

Learn のメニューには初心者向けのガーデニングの技術に関する総合的な情報が含まれている。その内容は作物の種類とガーデニングのテクニックの2つの分類に分かれている。現在議論されている作物の種類は野菜や果実、ハーブである。

ユーザは My Garden メニューを使い自分が植えた作物に関する行動についてノートを取ることができる。このノートを取る行動は、質の高い作物を生産するため、それらが適切に取り扱われていることを確保するためのものである。

My Garden を利用するためには、ユーザは Tanibox から GRO を購入する必要がある。ガーデニングセットとして、GRO は家やオフィス、その他観賞用向けに飾るインテリア植物として作られたものだ。

Tanibox のプランターは地元の職人により自然環境に優しい良質の素材から作られた。プランターには種、栄養材、水耕栽培用媒体が備え付けられている。9月13日よりユーザは GRO の公式ウェブサイトからこれらの商品を購入することが可能。

プランターセットを入手すると、ユーザはシリアル番号を入力、またはモバイルアプリでバーコードをスキャンすることにより、データを入力することができる。すると作物の情報はディスプレイに表示され、モバイルアプリが周辺環境を評価し、ユーザが取るべき行動について教えてくれる。

Tanibox の CEO で設立者である Asep Bagja Priandana 氏は、次のように説明した。

My Garden の機能を利用するには、ユーザはまず当社のプランター製品を購入する必要があります。そしてガーデニング活動に関するメモを取る前にシリアル番号を入力し、機能を起動しなければなりません。

Priandana 氏はさらにこう付け加えた。

GRO の製品はハイテク技術によって可能となる室内インテリアとしてのビジョンを備えています。今回当社がローンチする鉢植え作物は、インテリアとして楽しめるようできる限り美しくデザインされています。

温度や光質に関する情報はモバイルアプリに搭載されており、植栽期間を補完するものとなっている。アプリのダッシュボードは同時に2つ以上の作物を管理することが可能だ。

GRO は B2C 分野を対象とした Tanibox のサブブランドです。今年の年末まではインドネシアの市場に焦点を置く予定です。

Priandana 氏 はそう締めくくった。

【via DailySocial】 @DailySocial

【原文】

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