スマホでマンション売買できる「カウル」運営が3億円を調達、不動産営業の作業効率化を狙ったB2B展開を開始

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中古マンションが買えるスマホアプリ「カウル」を展開するHousmartは9月25日、アコード・ベンチャーズ、SXキャピタル、大和企業投資、CAC CAPITAL、フリービットインベストメントの5社を引受先とする第三者割当増資の実施を公表した。調達した資金は約3億円で出資比率などの詳細は非公開。

カウルは中古マンションが買えるスマホアプリ。AI(人工知能)を活用し、新築時の分譲価格や約1000万件に及ぶ過去の売買・賃貸事例、築年数、物件の広さ、間取りや最寄り駅情報などのビッグデータを分析し、独自の物件推定価格情報を提供する。

また、ユーザーの希望条件に加え、アプリ上での行動データや過去データを学習し、趣味・嗜好に合わせた最適な物件を提案する物件提案機能なども備える。今回の資金調達で、カウルが提供するサービスを他の不動産事業者へ提供するB2B事業を開始する。

カウルを使うことで、不動産会社の営業担当が人力で行う必要があった顧客への物件提案、毎月のランニングコスト計算などの作業負担が軽減できる。同社の調べによると、1営業担当あたり月次で100時間相当の効率化が見込めたという。

合わせて新機能の開発や人材の採用、マーケティングの強化等を図って行く予定。

via PR TIMES

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