学生の死から2年、検索ランキングと広告表示は未だBaidu(百度)の課題

by TechNode TechNode on 2018.9.21

Baidu-iQiyi
Image credit: Baidu(百度)

中国のサーチエンジン Baidu(百度)に対し、またしても国民の激しい非難が巻き起こった。病院に関する検索ランキングや広告表示における Baidu の非倫理的な行為に対するユーザの苦情申し立てを国営の CCTV(中国中央電視台)が明らかにした、と地方メディアが伝えている。

9月7日に CCTV で放送された番組では、浙江省寧波市に住む Zhou 氏という名の女性が Baidu で病院を検索した時に経験した、不快な体験を伝えている。Zhou 氏は、評判の良い上海復旦大学の附属病院で、鼻の病気を治療してもらえないかと考えていた。

「目、耳鼻咽喉科、上海復旦大学附属医院」などの正確なキーワードで検索したにも関わらず、Baidu は上海復大医院を検索結果として表示した。事実「復大」は、中国語では「復旦大学」の一般的な略称であるため、広告は誤解を招く恐れのあるものだった。

医師は Zhou 氏に対し、肥厚性鼻甲介で手術が必要と診断した。Zhou 氏は、手術費用、治療費、医療費その他で、何万元もの費用を支払ったが、本物の復旦大学附属医院を受診する頃には、点鼻薬と薬代の約200人民元のみで治療可能だったということが分かった。

この不祥事に対し、Baidu は、問題改善のために努力するとの謝罪文をリリースした。Baidu によると、公立病院のブランド保護のためのプロジェクトをローンチし、広告検索結果から5万7,639語以上のキーワードを保護しているという。また、「Search Craft(簡単捜索)」という別のサービスをローンチし、広告なしの検索結果を約束している。

Baidu が国営放送の公共バッシングにさらされたのは、今回が初めてではない。中国で最も強力な情報の玄関口の一つとして、市民の健康ではなく収益を優先する「悪役」だという国民の非難を長年受けてきた。今回の不祥事は、情報科学専攻の大学生 Wei Zexi 氏が Baidu にすすめられ、検査されていない病院で治療を受けたのち、滑膜肉腫で亡くなってから2年のことである。

【原文】

【via Technode】

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