B Dash Camp Fall 2018 in 福岡のPitch Arena、次世代ドローン技術を開発するAERONEXTが優勝 #bdashcamp

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2018.10.5

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福岡で開催中のスタートアップ・カンファレンス「B Dash Camp 2018 Fall in Fukuoka」のピッチコンペティション「Pitch Arena」には書類審査を通過した16社のスタートアップが予選に登壇、このうち6社がファイナリストに選ばれた。決勝では、次世代ドローン技術を開発する AERONEXT が優勝した。

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Pitch Arena ファイナルラウンドの審査員を務めたのは、

  • 千葉功太郎氏(Investor/Drone Fund)
  • 木村新司氏(AnyPay)
  • 村上太一氏(リブセンス)
  • 佐藤裕介氏(ヘイ)
  • 塩田元規氏(アカツキ)
  • 玉川憲氏(ソラコム)

……の6人の皆さん。本稿では、ファイナリストの顔ぶれとピッチの様子をランダウンしてみたい。

【優勝】【PERSOL 賞】AERONEXT

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AERONEXT は、次世代ドローン技術を開発するスタートアップだ。独自技術「4D Gravity」を使って、これまでに360°VR撮影用の「Next VR」、宅配専用の「Next DELIVERY」、インフラ点検や検査測量、警備、農業等に対応した「Next INDUSTRY」といった、ユースケースに最適化されたドローンを発表している。

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ソフトウェアではなくハードウェア的なアプローチ、ドローンの機体を改善することで、飛行時の軸がぶれないなど安定性や高速飛行などの点で圧倒的な技術的優位性を獲得した。ユースケースのそれぞれの業界大手とジョイントベンチャーを作ることでスケールを図る。現在、マルチコプター技術を駆使した固定翼垂直離着陸機「Next VTOL」を開発中。

昨年5月に、Drone Fund から資金調達したことが明らかになっている。

【準優勝】【レクサス賞】MEDULLA by Sparty

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Sparty は、髪質や髪の毛の状態に合わせて、シャンプーやトリートメントをカスタマイズできる女性向け定期購入ブランド「MEDULLA(メデュラ)」を提供している。非常に多品種なシャンプー市場では、最大人気の商品でさえ5%のシェア。パーソナライズこそ、シャンプー市場の次のトレンドになるだろう、という読みからサービスは生まれた。

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7つの質問に答えるだけで、100種類以上の処方の中から最適なシャンプやトリートメントが定期的に送られてくる。5月22日にサービスローンチ。今後、提携サロンと連携し、体験できる場所を全国に拡大する予定(現時点で東京都内に6店舗)。データドリブンなアプローチでヘアケア市場の変革を促す。

【ジョブカン賞】KURASERU by KURASERU

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在宅療養が難しい患者が病院から退院する日が近づくと、病院のソーシャルワーカーやケアマネージャーは、その患者を受入可能な介護施設を探すことになる。KURASERU は、ソーシャルワーカーやケアマネージャー向けに入院患者の退院調整支援 SaaS「KURASERU(クラセル)」を開発・運営。

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現状、電話やファクスで行われているこの業務を、KURASERU は SaaS でリプレイスし業務を効率化・最適化する。KURASERU は今年6月、500 Startups Japan から5,000万円を調達している。

600 by 600

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600 は、冷蔵庫タイプの飲食品・日用雑貨販売サービスで、オフィス・病院・マンションなどを中心に展開される無料コンビニだ。商品には IC タグが貼付されており、冷蔵庫の開け閉めを契機に、どの商品をピックアップされたかを自動計算。ドア部分に据え付けられたリーダーにクレジットカードをスワイプすることで、代金を決済することができる。

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今年6月から正式リリースし、今月から新業態の倉庫兼無人コンビニをスタートさせている。週に2回の頻度で商品を補充するが、チャットツールなどで事前リクエストすることにより、600品のバリエーションの中から購入することができるコンシェルジュサービスが好評。今年6月に、Apricot Ventures から資金調達したことが明らかになっている。

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Ginco by Ginco

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Ginco は、複数の仮想通貨に対応するウォレットアプリ「Ginco」を開発。日本では購入した仮想通貨を取引所に〝預けっぱなし〟にするユーザが多い中、Ginco では安全面からも自身が保有する仮想通貨を自身で保有することを提言。2018年4月のリリース以降、ダウンロード数は3万件以上、法定通貨換算で30億円以上が Ginco 上で流通している。

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仮想通貨で提供される各種サービスへの送客などでマネタイズ。海外向けには、Ginco 内でユーザ同士がトークンを互いに交換できる  DEX の機能を Ginco 上にローンチ済。来年にはハードウェアウォレットのリリースも予定している。今年1月に、グローバル・ブレインから1.5億円を調達している。

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Choole by REXIT

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REXIT(リクシー)は、結婚式予約支援プラットフォーム「Choole(チュール)」を提供。結婚式を検討するカップルが、ドレスやフラワー、ヘアメイク、フォトグラファー、ビデオグラファーなどを選び、結婚式場を選ぶことができる。一般的に、ドレスやフラワーは結婚式場と提携しいることが多く選択肢が限られるが、Choole では各事業者らと直接契約でき適正価格で結婚式を挙げられる。

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今年6月のサービスローンチ以降、130以上の結婚式場が参画している。RIXIT は2017年12月、杉山慎一郎氏(バーリトゥード 代表取締役)、新井元基氏(Happy Elements 代表取締役)および複数の個人投資家から総額5,500万円を調達したことを明らかにしている。

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