ベルリン発の電動スクーターシェアリングスタートアップTIER、シードとシリーズAラウンドで2,900万米ドルを調達——欧州全域でサービス展開へ

SHARE:
Tier
Image Credit: Tier

ベルリン拠点の電動スクーター企業 TIER は23日、同社のオンデマンドモビリティサービス拡大に向け、2,900万米ドルを調達したことを発表した。

TIER は競争が激化しつつあるヨーロッパ市場に参入する予定。アメリカの Lime今年フランスでスクーターサービスを開始、また、Bird も同様にサービスを開始している。しかし、ヨーロッパ市場はアメリカほどは開発が進んでおらず、多くの都市では、この種のプログラムの提供する利点と、歩道を駆け抜け所構わず駐車する迷惑なユーザの迷惑の間のバランスを取ろうと努力している。

TIER の創業者らは、TIER は競合とは異なり、地元政府との提携に基づいて運営するアプローチをとっていると述べる。

TIER の CEO である Lawrence Leuschner 氏は、声明で次のように述べている。

都市の移動手段は役立たずだ。TIER における我々のビジョンは、そういった都市交通を良い方向に変えることだ。今回の投資で、TIER の 電動スクーターをヨーロッパのより多くの都市や通勤客に届けることができるだろう。

TIER は先週、同社のサービス初の都市となるウィーンでローンチ。ユーザはサインアップすると、アプリを使って最寄りの利用可能なで電動スクーターを探し、サービスを利用できる。

同社は CEO の Leuschner 氏に加え、CPO(チーフプロダクトオフィサー)の Julian Blessin 氏と CTO の Matthias Laug 氏により共同創業。直近の調達ラウンドは、Northzone がリードインベスターを務めたが、Speedinvest や Point Nine の資金からも出資を受けている。

<関連記事>

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する