Elalyがサムライインキュベートや個人投資家複数からシード資金を調達、家具のシェアリングサービス「airRoom」を正式ローンチ

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2018.10.12

airroom_featuredimage
Image credit: Elaly

家具のシェアリングサービス「airRoom」を運営する Elaly は12日、シードラウンドで資金調達を実施したと発表した。このラウンドに参加したのは、サムライインキュベート、河合聡一郎氏、三木寛文氏、水谷寿美氏(vivit)、安田直矢氏(WILBY)と匿名の個人投資家。調達金額は開示されていないが、関係者複数からの情報を考慮すると、数千万円程度とみられる。

今回の調達とあわせ、Elaly では今年7月からオープンβ版として運営してきた家具のシェアリングサービス「SmartRoom」を airRoom にリブランドし正式ローンチする。

Elaly は Dely や FiNC でインターン経験のある大藪雅徳氏らが今年5月に設立したスタートアップ。大藪氏は、FiNC ではキュレーションサイトの運営などを担当し、数十名いるインターン部門で年間 MVP の表彰を受けたことがある。周りからの評価を得て自らスタートアップすることを決意した大薮氏は、「住むエンターテイメント」をテーマに掲げ仲間5人と共に Elaly を立ち上げた。

airroom_screenshots
Image credit: Elaly

airRoom は月額500円から利用できるサブスクリプション制の家具サービスだ。家具のファストファッション化が進み、一方で中級ないし高級家具には関心を持ちにくい若年層を対象に、気軽に家具を利用できるユーザ体験を提供する。日本の人口は減っていながら世帯数は増えており、都心では賃貸不動産物件の新規契約数は増加傾向にある。比較的短期間で引越を経験するこの層に対し、airRoom はムダの無い最適な家具のデリバリを実現する。

家具業界のこれまでのメインターゲットは新婚さんでした。新婚さんが新しい住居で生活を始める際に、奮発して家具を買ってもらう。でも、新婚層の需要は減ってきている。年配者は家具を変える機会も少ないし、若い人は安い家具が買える D2C のお店へ行ってしまう。家具メーカーは、新しい販路を広げたい。ユーザから月額単位でお金をもらうことで、手軽にいい家具を使ってもらえると思ったんです(大藪氏)

Elaly では家具メーカー十数社と提携していて、メーカーが持つ余剰在庫のマネタイズ手段、新商品のマーケティングチャネルとして airRoom に家具を提供してもらう。数ヶ月おきに部屋を小さなく模様変えしている、RoomClip を使っているような20代〜30代の女性がメインターゲットだ。将来的には家具に加え、家電、ファッション、美容品、キッチン用品などにも取扱商材を拡大する可能性を模索している。

この分野では先ごろ、家具に限定しているわけではないが、ピーステックラボが「Alice.style」というサービスを発表している。ミニマリスト、モノを持たざる生活というのは、江戸の長屋に住んでいた庶民がかつてそうだったことを考えると、普遍的に都市生活者にとっては相性がよいコンセプトなのかもしれない。テクノロジーを使って airRoom が21世紀のライフスタイルをどう変えてくれるのか楽しみだ。

ニュースレターの購読について

毎日掲載される記事の更新情報やイベントに関する情報をお届けします!

----------[AD]----------