スワイプ入力キーボードアプリ「TouchPal(触宝)」ユーザは1億8,000万人——CooTek共同設立者、NY証取上場に際し明らかに

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TouchPal(触宝)
Image credit: CooTek

仮想キーボード「TouchPal(触宝)」を運営する中国のモバイルインターネット企業 CooTek は、240の国と地域に1億8,000万人のユーザがいると、会長の Zhang Kan(張瞰)氏が今週、従業員に公開書簡で語った。

Zhang 氏は、9月28日の CooTek のニューヨーク株式市場上場に先立ちコメントしたと、地元メディアが伝えた。しかし、地理上の位置の数字の測定方法については詳しく述べなかった。

CooTek は先月アメリカで上場申請し、当初は1億米ドルの資金調達を目指していた。しかし、同社は株価を低めに設定し、調達したのは5,200万米ドルだった。また、同社の株式はニューヨーク株式市場の初日、公開価格の11.50米ドルより18%低く取引された。

同社によると、デイリーアクティブユーザ(DAU)は1億3,200万人で、昨年に比べ75%増加した。主な収入源はモバイル広告である。また、今年1月から6月までの全広告収益成長率は453%だとしている。

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TouchPal(触宝)
Image credit: CooTek

CooTek は2008年の設立当初から国際的なアプローチを行ってきた。ユーザの95%は中国国外だ。同社は、キーボードは「魅力的な」技術ではないかもしれないが、スマホ所有者は全員使用するものだと考えている。TouchPal のキーボードにはグライド入力機能や誤入力修正、予測変換、パーソナルアシスタントが搭載されており、80超の言語で利用可能だ。上場申請によると、TouchPal キーボードは1億2,500万 DAU、マンスリーアクティブユーザ(MAU)は1億7,100万人だという。

革新的なキーボード機能を開発するにつれて、AIや自然言語処理、機械がどのように世界を理解し見ているのか、ということがより関係してくると考えています。

CooTek の CEO で共同設立者の Michael Wang(王佳梁)氏が7月の TechCrunch Hangzhou(杭州)の参加者に語った。これに伴い CooTek は将来、上記技術を開発するため、IPO による資金調達を利用する予定だと語る。

CooTek はフィットネスや健康管理、ゲームなど他領域のアプリも提供している。製品はトータルで700万DAU、2,200万MAU だという。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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