グルメSNS「シンクロライフ」と川崎フロンターレが協業、チームの勝利が地元飲食店の応援につながるプロジェクトを展開

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

トークンエコノミー型グルメ SNS「シンクロライフ」を展開する GINKAN と、川崎を地盤とする J1 プロサッカーチームの川崎フロンターレは、10月から「メシアガーレ川崎プロジェクト」を展開している。フロンターレ加盟店で食事をすると代金に応じてポイントが貯まるほか、川崎フロンターレが試合に勝利した場合には加盟店で受け取れるポイント還元率が2倍になるなど、ゲーミフィケーションの要素を多数取り入れつつ、地元サッカーファンの熱狂を地元飲食店の営業活動に還元できるのが特徴だ。

このプロジェクトでは、次のようなサービスを受けることができる。

  • フロンターレ加盟店で食事をすると、食事代金からポイントが貯まる
  • フロンターレ加盟店からの「自信の一品優待」オファーが50%オフで購入可能、ポイントも貯まる(「自信の一品優待」は事前購入型の優待券)
  • 貯まったポイントは、フロンターレグッズや川崎フロンターレ公式カフェ「FRO CAFE」、スタジアムモバイルオーダー、またコンビニやマッサージなど全国18,000店舗で利用可能
  • 試合時のスタジアムグルメをモバイルオーダーで、並ばずキャッシュレスで購入可能に

また、川崎フロンターレが試合に勝利した場合には、次のような追加サービスを受けることができる。

  • 加盟店で受け取れるポイント還元率が2倍に
  • 加盟店からオファーされる「自信の一品優待」購入で受け取れるポイント還元率が50%に(50%オフ後の購入金額に対して50%還元)
サービスの流れ
サポーターへの優待券オファー

弊社は飲食業界で事業展開をさせて頂いてることで、日々飲食店にとって「今」最も何が必要か考えます。コロナ禍で行動制限のある生活になり「地域とのつながり」の重要性を感じました。消費者がより地域で食事をする機会が生まれ、飲食店はいかに地域の消費者に知ってもらえるかの実現を考えた際に「地域」=「スポーツ」というアイデアが生まれました。さらにスポーツチームの応援と消費をデジタルを活用した仕組みで実現したいと考え川崎フロンターレさんへ提案しました。このプロジェクトはシンクロライフの「顧客のロイヤル化」というサービスの強みと、川崎フロンターレさんの強いサポーターとのつながりで飲食店を全面支援し、地域のつながりを強化することを実現します。(GINKAN 代表取締役 神谷知愛氏)

川崎フロンターレは地域との関わりを大事にしており、その中でも飲食店の皆様にはクラブ創設時から応援していただいております。過去も飲食店を巻き込んだ企画を検討しましたが「アナログ作業」の問題で実現に至りませんでした。今回、それを可能にしてくれたのがこのシンクロライフ。店側の負担が少なく、ファン・サポーターは普通に食事をするだけでポイントがもらえ、さらに加盟店売上の一部が強化費になるなど「三方よし」で真の意味で川崎を元気にするプロジェクトだと思っております。(川崎フロンターレ サッカー事業部 タウンコミュニケーション部 部長代理 谷田部然輝氏)

メシアガーレ川崎のプロジェクトには、開始した2021年10月現在、川崎の約100店舗の飲食店が参加しているが、GINKAN と川崎フロンターレでは最終的に500店舗まで増やしたいとしている。今回のプロジェクトは、神奈川県のアクセラレータ「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)が神奈川県の企業との連携するスタートアップを募集、GINKAN が採択されたのを受けて実現した。

2012年10月にローンチしたシンクロライフは近年、「口コミへの不審感」と「検索の煩雑さ」から解放されるよう、AI飲食店レコメンドとブロックチェーンを活用した暗号通貨ポイントを活用したコミュニティ確立に傾倒してきた。2019年7月からは、シンクロライフ加盟店で食事すること暗号通貨ポイントがもらえるサービスを開始。飲食店はリスクフリーでマーケティングを展開できるようになった。食事することで暗号通貨ポイントが得られる加盟店は全国に1,400店舗以上あり、31万件の食レビューと12万件以上の飲食店が掲載されている。

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