東北大発・脳ドック用ソフト開発のCogSmart、3.5億円をシリーズA調達——MRI画像AI解析で認知症リスク低減を支援

SHARE:
Image credit: CogSmart

脳ドック用ソフトウェアを開発する CogSmart は6日、シリーズ A ラウンドで3億5,000万円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、オムロンベンチャーズ、アイロムグループ(東証:2372)、DG Daiwa Ventures、アイティーファーム、MAKOTO キャピタル、名前非開示の個⼈投資家。この調達を受けて、CogSmart の累積調達額は4億1,000万円に達した。

CogSmart は、東北大学加齢医学研究所からスピンオフしたスタートアップだ。30代から70代までを対象として、頭部 MRI 画像のAI解析により海馬の萎縮度等を評価し、個別の予防行動を提示することで、将来の認知症へのリスク低減を促すソフトウェア「BrainSuite(ブレーンスイート)」を開発し、全国の脳ドック対応病院に提供している。

また、同社の香港子会社 CogSmart Asia(康希亜洲)は2021年7⽉、香港政府系インキュベーション施設 Hong Kong Science and Technology Park(⾹港科技園)による補助⾦プログラム「Incu-Bio」に採択された。同社は Incu-Bio から今後4年間にわたり、最大で600万⾹港ドル(約8,400万円)の助成を受けることが明らかになっている。

via CogSmart

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する