人工知能(A.I)に挑戦する国内スタートアップ3社【EY Innovative Startup 2017】

THE BRIDGE編集部 by THE BRIDGE編集部 on 2017.2.27

こちらは会員企業「新日本有限責任監査法人EY新日本クリエーション株式会社」からのお知らせとなります。

イノベーションを推進するスタートアップ企業を表彰!

EY Innovative Startup は今後著しい成長が見込める「ホットトレンド分野」においてイノベーションを起こそうとするスタートアップ企業を表彰する制度です。(全8分野のまとめはこちら)本稿では今回受賞した27社・8分野から「人工知能(A.I)分野」受賞企業をご紹介いたします。(50音順/敬称略)

株式会社ABEJA

ディープラーニングを活用しデータの取得・蓄積・学習・解析・出力・フィードバックを行うAIプラットフォーム「ABEJA Platform」(PaaS)と小売・流通業に適用した「ABEJA Platform for Retail」(SaaS)をクラウド上で提供。店舗が抱える様々な問題を洗い出しソリューションを提供することで国内300店舗以上の店舗を改善してきた。

2017年冬より「ABEJA Platform Open」を提供予定でパートナー企業との共創をさらに進めていくほか、これまで溜めてきたノウハウを含めて公開することにより、パートナー企業におけるビジネスレベルでのディープラーニング運用を加速し、データ駆動型社会に必要なエコシステムを構築する。

ビジネスモデルは「ABEJA Platform」(PaaS)の案件毎の研究開発および提供料および「ABEJA Platform for Retail」(SaaS)の利用料のほか「ABEJA Platform Open」の展開により、プラットフォームの利用料や導入コンサルティングも実施予定。

ディープラーニングを事業のコアに据える企業の一つであるが、IoT に着目し、今まで取得できていなかったリアルのセンシングデータ活用を見据えたプラットフォーム事業の創造に着手している点が特徴。このようなテクノロジーのタネがたくさんある中で、それらを活用した新しいビジネスを次々と生み出すことに挑戦しており、その実現のための最新技術に感度の高い優秀な人材が国内外問わず集まっていることも強みと考えている。

株式会社オルツ

パーソナル人工知能「al+」の開発。クラウド上のシステムがスマートフォンなどを介して利用者個人の情報を取得し、その特徴を学習することで人格を再構築して自分の分身である「al+」を作り出す。AIといえば、汎用的なデータを大量に学習する完璧なものを想像するが「al+」は「利用者らしい」という点を目指しているのが特徴。

チャットボット制作GUIツール「Al+ Bot Framework (オルツ・ボット・フレームワーク)」を提供し、ツール利用からのマネタイズのほか、事業会社との共同研究を行なっている。 将来的には利用者の「al+」に対するマーケティングによる商品開発やデータ提供、またアカウント利用やAPIに対しての課金なども検討中。

人工知能の分野は非常に注目が高く技術系各社が非常に力を入れている分野であるが、自社の特徴を出し効率的に人工知能開発の精鋭メンバーを採用しており、大学との連携も積極的に実施している。

パーソナルAIの実現には、自然言語処理、音声合成、知的エージェント、マルチエージェント、機械学習、ヒューマンエージェントインタラクションなどの基礎研究の成果を有機的に統合していく必要があるが、技術的な難易度が非常に高く、これを実現した場合には非常に高い参入障壁となりうる。

LeapMind株式会社

ディープラーニングのモデル精度の向上/計算量圧縮におけるソフトウェア研究、省電力・高効率を目指した回路設計のハードウェア研究、これらの技術を「使えるシステム」に落とし込むためのアプリケーションレイヤーまでワンストップで対応。

ソフトウェア研究では、様々なディープラーニングのネットワークモデル自の精度向上と、計算量を圧縮したり、計算方式を工夫することで小さな計算環境でもディープラーニングの威力を最大限発揮させる独自アルゴリズムの研究・開発し、一連のパッケージとして企業に提供。本当に使えるシステムを要件定義レベルからサポートし、ディープラーニングを使ったシステムの導入から運用までワンストップでサポートしているのが特徴

ハードウェア研究では、FPGAを用いた回路設計を行い、演算の最適化やネットワークを回路側で物理的に用意し、CPUとの計算受け渡しを工夫して小さいコンピューティング環境でもディープラーニングの計算が出来る独自アーキテクチャを研究。

ソフトウェアとハードウェア、アプリケーションレイヤーの3つのノウハウを保有しワンストップで対応できることが同社最大の強みであり、将来的にLeapMindの技術をオープンソースにし技術プラットフォームを作ることでLM規格が加速できる要因となっている。

Google やアマゾンなどの大企業以外では3つの事業領域をカバーできる企業はほとんどなく、未踏領域への挑戦が革新性に繋がっている。省電力化やネットワークを小さくしたり、簡単にアプリケーションを入れ替えられるような構造のチップ開発に関しても独自性は高く、独立系で収益を立てている点が優位性となっていると考える。

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