スタートアップと企業をつなぐ、2つの育成ハブ・プログラムーー日本IBM「BlueHub」

THE BRIDGE編集部 by THE BRIDGE編集部 on 2016.11.21

こちらは「日本IBM」からのお知らせです。スタートアップの事業育成支援と、大手企業とスタートアップとのオープン・イノベーションの促進をミッションとする「IBM BlueHub」について、BlueHub 事務局にお話をお伺いしました。

IBM BlueHubとは

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Y Combinator をはじめとするスタートアップの新たな育成スキーム「シード・アクセラレーター」が国内に上陸したのが2010年頃。いくつものプログラムが立ち上がる中、ベンチャーキャピタル以外の一般企業も新たなビジネスアイデアとの出会いを求めてこの分野に参入してきました。

IBM もその内の一つで、2014年9月から、テクノロジーの活用によるスタートアップ向けの事業育成を目的とした「IBM BlueHub」を開始。今日時点で3期目となるプログラムを提供しています。また10月には一般企業とスタートアップを連動させて新たな事業を生み出す 「オープン・イノベーション」の取り組みも新たに開始しました。

インキュベーションプログラム

一 般的な投資ファンドの運営するアクセラレーションプログラムと異なり、主に新興企業とのネットワークづくりを目的としていることに加え、クラウドサービスやコグニティブ・コンピューティング(Watson)をはじめとしたIBM のテクノロジーの活用を前提とした事業育成プログラムです。

大企業向けの重厚長大なITサービスのイメージが先行するなか、IBMが有するテクノロジーを幅広く提供し、スタートアップやディベロッパーのレベルにまでユーザーの裾野を広げ、テクノロジーの様々な活用事例を拡大していくことを目的として推進しています。

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IBM BlueHub に参加しているスタートアップたち

6カ月間のプログラム期間中に日本 IBM の提供するメンタリングや開発インフラ環境「Bluemix」や、その上で活用が可能な Watson API などが提供されます。第一期生には地図アプリの YAMAP やゲノム解析サービスの Gene Quest など5社が採択されました。現在は3期目の Watson API の活用をテーマとしたプログラムを開催中です。

オープンイノベーションプログラム

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インキュベーション・プログラムに対して、大企業とスタートアップを仲介する「ハブ」的なポジショニングでプログラムを進行中なのがオープン・イノベーション 促進プログラムです。企業アクセラレーションやインキュベーションプログラムが1対1の育成であるのに対して、こちらは1対N、N対1、またはN対Nによる複数企業・スタートアップによるコラボレーションで新規ビジネス創出を狙います。

現在(2016年11月時点)進行中なのが自動車業界向けプログラム「Open Innovation Initiative for Automotive(オープン・イノベーション・イニシアチブ・フォー・オートモーティブ)」と、ヘルスケア業界向けプログラム「Open Innovation Initiative for Healthcare(オープン・イノベーション・イニシアチブ・フォー・ヘルスケア)」の二つです。

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両プログラムには大手と新興合わせて30社以上が参加し、また協力団体として埼玉県さいたま市などの行政も参加しています。N対Nによる協業検討が隔週のワークショップによって実施され、2カ月半後の12月に DemoDay が開催されることになります。なお、DemoDay では自動車とヘルスケアのプログラムそれぞれで、5つ前後の大企業とスタートアップとの協業による事業アイデアとプロトタイプが披露される見通しとなっています。

【参考NEWS】

IBM BlueHubがオープンイノベーション領域に拡大、33社の大手とスタートアップが自動車、ヘルスケア分野で連携を加速

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