AI (人工知能)型タブレット教材「Qubena (キュビナ)」公立高校で初、岡山県立和気閑谷高等学校での採用決定

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~AI 型教材で生徒間の学力差・教員の人手不足の課題解決へ~

株式会社 COMPASS(本社:東京都品川区、CEO 神野 元基)はこのたび、同社が提供する人
工知能型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」が、岡山県立和気閑谷高等学校(所在地:岡山県
和気郡)に採用され、2018 年 5 月より指導教材として利用が開始されますことをご報告いたし
ます。公立高等学校では初の導入となります。
岡山県立和気閑谷高等学校では、多くの中山間地の高校に見られる“生徒間の学力差”と”学習指導を行う教員の人手不足”を課題として抱えていましたが、その課題解決に繋がる教材として「Qubena」を採用、学習指導に導入することが決定されました。

「Qubena」は、生徒の基礎学力の底上げと、ひとりひとりの特性に応じた学習指導の強化を目的として、主に週5コマの数学の時間と週1コマの学校設定教科「クロストレーニング」の時間において中学校までの算数・数学の復習と、家庭学習で利用される予定となります。このうち、授業の半分程度を「Qubena」の演習時間にあてる予定です。

◆ 対象:岡山県立和気閑谷高等学校 1年生 全生徒
◆ 導入目的:知識を体系的に積み上げる中学校段階までの算数・数学の基礎の底上げ。
       学習の動機付けと家庭学習への意欲喚起。

◆ 学園での活用例:
 ・週5コマの数学の授業に毎時間Qubenaの演習を取り入れ、家庭学習を促す。
 ・週1コマの学校設定教科の時間を半分程度Qubenaの演習に充て、家庭学習で
  理解が足りなかったところの支援を行う。

<岡山県立和気閑谷高等学校 香山真一校長より コメント>
本校は1学年3学級の小規模校だが、全国の多くの中山間地の高校はも同様に3学級以下の規模で踏ん張っている学校が多い。教員の数は生徒数に応じて国の法律で定められ、地方自治体が別途予算を配分して加配するケースは稀で、多くの中山間地の高校は人手不足が課題となっている。そのため、課外では部活動の指導にも人手を割く必要から、学習指導に当てられる教員数は限られている。
一方、中山間地の高校に入ってくる生徒の学力差は大きく、小中の学習の積み残しを抱えている生徒も少なくない。それには個々の学習歴や学力、特性に応じた学習指導が必要である。が、それには教員の数が要る。この課題を克服し、一人ひとりの学力伸長を支援するしくみがあれば、中山間地と都市部の情報格差や貧困格差を緩和できると考えた。
本校ではこの度、「Qubena」を十二分に活用するために1人1台iPadを導入した。
これによってマナビジョンポートフォリオ*1やe-Portfolio*2の作成を生徒に主体的に取り組ませることもでき、潜在的な能力を引き出すツールの一つになると期待している。OECD(経済協力開発機構)が提唱するキー・コンピテンシーを育成する環境が整い、楽しみが増した。
*1ベネッセコーポレーションが構築・運営する高校eポートフォリオでe-Portfolioと連動している。
*2文部科学省が構築・運営する、高校eポートフォリオ

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