モバイルから簡単に自分のお店を作ることができる女性向けフリマアプリ「Fril」

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gifteeやwondershakeなどを輩出しているOpenNetworkLab 4期生のFablic,Inc.から女性をターゲットとしたフリマアプリ「Fril」がリリースされている。Frilは古着やアクセサリーなどをとても簡単に出品して、販売することができるiPhoneアプリだ。

アプリを使用するには、まずユーザはTwitterやFacebookのアカウントを使用して登録をおこなう。登録時にプロフィールや好きなブランド、靴のサイズ、服のサイズなどを登録し、これらの情報によってユーザは自分の好み・体格にあった商品を探しやすくなっている。

登録が完了すると、おすすめのユーザをフォローできる。気になるユーザをフォローすることで、その人が出品するアイテムをチェックすることができる。画面上部に表示されるタブを切り替えることで、自分がフォローした人の出品アイテムを閲覧することも可能だ。

気になったアイテムにはコメントをつけて質問をすることもでき、気に入ったら「購入申請する」をクリックして購入。コンビニか銀行のATMから商品代金を支払うことができ、クレジットカードを持っていないユーザでもアプリを利用することができる。

出品に必要なプロセスもかなり簡単なものになっており、iPhoneで撮影した写真を複数枚登録し、アイテムのサイズやブランドなど必要な情報を入力し、値段を設定したら登録完了という流れ。

簡単に出品できるため、ヤフーオークションなどでは出品できなかった女性ユーザも使用できそうだ。出品されたアイテムについての質問などがある場合、コメント機能を使用してコミュニケーションをとることができるため、出品側、購入側双方にとってメリットがある。

ユーザのページでは出品したアイテムが一覧できるようになっており、これはPathのユーザページに似たデザインをしている。カバー写真を変更することで、自分のお店の装飾をするような気分で、自分好みの出品ページを作ることにもできるかもしれない。

「Fril」を運営する株式会社Fablic代表の堀井翔太氏は、これまでにモバイルメディアの運営や、モバイル広告のビジネスに携わった経験がある。モバイルメディアの読者は女性が多いため、女性がどういったモノを求めているかについての知識、モバイルに関する知識が堀井氏には蓄積されていた。

数年前から女性はブログサービスやmixiにアイテムの写真をアップロードし、フリマに近いことをおこなっていました。女性がインターネットを使って商品を出品するというニーズは高い、そう思っていたんです。ただ、これまでは出品のプロセスが手間でした。そこを簡単なものにできたらと思っていました。

さらに、ここ数年でガラケーからスマホへのシフトが進んだことで、カメラの性能、特に撮った後の扱いやすさが大きく変化しました。これで出品のしやすさが変わると思ったんです。

昨年サンフランシスコに行った際にCtoCサービスの盛り上がりを実感し、自分もCtoCサービスをやろうと思ったことがFrilを始めたきっかけです。

堀井氏のこれまでの経験、知識が活かされ、Frilはユーザのニーズを汲み取り、使いやすいサービスとなっている印象を受ける。メインのターゲットは10代、20代の女性となっているのも、この年代の女性はファッションの方向性が変化しやすいことが多く、一年単位で着るものが変化しやすいためだという。

去年着ていたものを今年は着ない、といったことが起こりやすいが、古着屋では高く売れないし、ヤフーオークションなどのサービスや使いにくい。そういった悩みを抱えるユーザに使ってもらいたいと、堀井氏は語ってくれた。

Frilはリリースから一ヶ月が経過しており、今回出品数が10000を超えたことに合わせて、プレスリリースを出している。出品数が増えれば買う人は増えると考えられるとのことから、当面は出品数を大事な指標としていくという。今日時点での出品数は1万3000品だそうだ。

Frilのダウンロードはこちらのページからどうぞ。

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