Retty、Fastly により最適な画像配信と運用レスな環境を構築

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画像生成と配信の基盤としてFastlyのイメージオプティマイザーを採用し、画像生成、配信を自動化

主要エッジクラウドプラットフォームを提供する Fastly, Inc. (NYSE: FSLY、https://www.fastly.com/) は、日本最大級の実名口コミグルメサービス「Retty」を運営する Retty 株式会社 (住所:東京都港区、代表取締役:武田 和也)が Fastly の採用により、同社が画像生成、配信を自動化し、最適なユーザーエクスペリエンスを維持しつつ、運用負担を大幅に軽減する環境構築を実現した事例を発表しました。

導入の経緯および導入効果について、Retty 株式会社は以下のように述べています。

Retty 株式会社が運営する、ユーザーの実名に基づく数百万件もの口コミが集まる実名型グルメサービス「Retty」では、ユーザーがアップロードした口コミ関連の画像を複数の大きさにリサイズした上で、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) に保存し、閲覧するユーザーのリクエストに応じて画像を使い分けて表示していました。AWS上で画像配信を最適化する仕組みを自社構築していましたが、サービス利用者数や口コミ数の増加に伴い、画像を配信するトラフィック量が急増し、サーバーの CPU 負荷が約100%の状態で運用せざるを得ない状況となり、運用負担やサーバーリソース拡充といったコスト面での課題に直面していました。そこで Retty は、ユーザーエクスペリエンスを損なうことなく、画像配信に関わる運用負荷を軽減するソリューションとして、Fastlyの採用を決定しました。

Retty は複数の画像配信の仕組みを比較検討し、Fastly のイメージオプティマイザーを選定しました。Fastly の設定言語である VCL (Varnish Configuration Language) であれば画像表示のための既存パスを変更することなく移行できる点 、インスタントパージ機能により店舗ページやまとめページなど分散する様々なページの内容更新が迅速に行える点が採用の決め手となりました。

これまでは配信トラブルにより、エンジニアが現場に張り付かざるを得ないケースもありましたが、Fastly のイメージオプティマイザー導入により、ユーザーのリクエストに応じてWeb サイト上で管理されている数千枚にも及ぶ画像のクリップ、リサイズを行った上で配信するシンプルな運用が可能となり、「運用レス」な状態でほぼすべての投稿写真の最適化を実現しました。属人化していた配信に関わる設定情報を VCL によってコード化出来たことで社内での情報共有が容易になったほか、画像数などの制約なく新たなアプリケーション開発も可能になりました。

Retty株式会社 エンジニアリング部門担当執行役員 VP of Engineering あなご担当である小迫明弘氏は、次のように述べています。「当初は Amazon CloudFront も検討したものの、最適な画像フォーマットに変換するといった機能を持ち合わせておらず、Fastly のイメージオプティマイザーの採用を決めました。限られたリソースで効率的に運用するためにも、これまで以上に CDN を有効活用していければと考えています。将来的にはビデオストリーミングなどリッチなコンテンツを扱う可能性もあるため、その際にも Fastly のソリューションをうまく活用していきたいと思います。」

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