家族写真SNS「KiDDY」がクラウド・ストレージの「マイポケット」と連携、離れて暮らす孫の顔がひかりTVで閲覧可能に

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家族写真SNS「KiDDY」を展開する Compath Me は今日、NTTコミュニケーションズが提供するクラウド・ストレージ・サービス「マイポケット」と連携したと発表した。マイポケットは、NTTぷららが提供するIPTVサービス「ひかりTV」に対応しており、ユーザはスマートテレビからひかりTV/マイポケットを経由して、KiDDY 上にアップロードされた写真を閲覧できるようになる。料金は、KiDDY としては無料、マイポケットの料金として月額300円。ひかりTVや回線料金は別途必要。

ひかりTVを展開するNTTぷららは、昨年の発表でIPTVサービスのキャリアフリー化とコンテンツ強化をうたっており、今回の連携はそのコンテンツ強化の施策の一環と考えられる。また、KiDDY は、ユースケースとして孫の日常の写真を離れて暮らす祖父母が閲覧する事例を掲げているが、これまではパソコンやスマートデバイスを操作するか、プリントアウトされたポストカードやフォトアルバムで受け取る必要があった。今回、マイポケットを通じてスマートテレビからアクセスできるようになったことで、ITデバイスの操作が苦手とされる高齢者であっても、リモコン操作ひとつで容易に家族写真を閲覧できるようになる。

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マイポケットは、比較的大手企業が運営するサービスとの連携実績が多かったが、KiDDY との連携を皮切りに、今後、スタートアップ各社のサービスとの連携が増えることが期待される。Compath Me は KiDDY へのアクセス手段を増やすべく、かねてから Apple TVChromecast に代表される各種スマートテレビ・プラットフォームの API 連携を模索しており、今回のマイポケットとの連携はその第一弾ということになる。

ひかりTVはユーザ数282万人で国内最大のIPTVサービス、KiDDY はユーザ数を公表していないがプラットフォーム上の収容写真合計枚数が550万枚を超えた。今回の連携により双方の利便性が向上し、NTTコミュニケーションズ、NTTぷらら、Compath Me の3社は相乗効果によるユーザ増、利用頻度向上を期待している。

Compath Me では昨年の資金調達佐藤僚氏の役員就任を契機に社員やインターンが大幅に増加、最近では、同社のキャラクタ「ぺんじゃみん」を冠したモバイルアプリ「ぺんじゃみん陣痛時計」をインターンらが開発、出産を控える女性などの間で人気を博している。

Compath Me のインターンが中心となって開発した「ぺんじゃみん陣痛時計」
Compath Me のインターンが中心となって開発した「ぺんじゃみん陣痛時計」

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