日本の教育産業に革命をもたらす「Language Cloud」

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【翻訳 by Conyac】【原文】

John氏とBilly Martyn氏が日本に留学したとき、語学教室の先生は割り振りや資料作り、生徒の指導などを手作業で行い、そこに膨大な時間を費やしていることに気がついた。数年後、言語学習に特化して設計した学習管理システムLanguage Cloudを立ち上げた。

先生と生徒はこのオンラインプラットフォームとアプリに簡単にアクセスし、クラスや割り振り、ノートなどをクラウド上で管理できる。インターフェースもすっきりとした流行のデザインで、Facebookのインターフェースにも少し似ていて非常に直感的だ。初心者にもわかり易く、トレーニングなどに特別な時間を要さない。もう一つLanguage Cloudのユニークな点は、そのソーシャル性だ。グループやチャット機能のほかに、先生や生徒として学校の他のメンバーをフォローできるのだ。

Language Cloudはまた、2013年の1月にアプリセンターを開始する予定で、教師と生徒がプレミアムLanguage Cloud機能、人気のデジタル教科書や教習本、サードパーティのeラーニングアプリを購入できる。ベータ版開始7週間の間に、50校もの学校が登録した。2012年7月に、Language CloudはTwitterとSalesforce Japanを支援する投資家やDigital GarageとSunbridgeからシード投資を受け、技術者チームを拡張し、Language Cloudの開発を加速した。翌月に、シリコンバレーを拠点とするシードファンドである500 Startupsも彼らに投資をしている。

高等教育機関と外国語としての英語(EFL)学習機関の両方から50校の登録を受け、コミュニティの反応は上々で活動的だ。2013年春には、アメリカと韓国へ拡大する予定。今月、ケンブリッジ大学出版局とのライセンス契約と提携が発表される予定で、これまでデジタル化されたことのないケンブリッジ大の教科書と模擬試験を、Language Cloudプラットフォームに統合できるようになる。

John氏とBilly氏のMartyn兄弟は、日本人とアメリカ人のハーフで、サウジアラビア生まれでパキスタン、フランス、アメリカで育った。Language Cloudのアイディアは、彼らがアメリカで大学に在学中、日本に留学しているときに生まれた。

今後、学術界でのWeb 2.0テクノロジーの役割に関して、イノベーティブな議論を促進することで教育者と起業家を橋渡しする計画である。その他にもWeb 2.0テクノロジーを普及するための取り組みは、Language Cloudが後援するカンファレンスを通して行われる。

この9月、第1回「語学学習の未来:東京 2012」カンファレンスを開催した。このイベントでは公開フォーラムとパネルディスカッションも行われ、あらゆるレベルの教育者と起業家が一同に集まり、語学学習と教育関係テクノロジーの未来に関して意見や議論などがなされた。

【via e27】 @E27sg

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