LINE株式会社の森川亮社長、猛烈かつ急進する世界展開について語る #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。

B Dash Camp 2013 in 福岡のオープニング・セッションで、我々はLINE株式会社の森川亮社長から話を聞くことができた。同社のチャットアプリ LINE は、ユーザ数で1億4,000万人を超え、日本市場だけでも4,500万人を超えている。モデレータを務めた西田隆一氏は、ユーザ数で目標とする人数があるかどうかを尋ねたが、森川氏はこの問いには答えなかった。

森川氏は最近、社名を NHN Japan から LINE株式会社に変更したことに触れ、これは世界展開に向けたブランド構築のための決断だったと述べた。

西田氏は、同社のローカリゼーション戦略についても質問し、サービスを展開するすべての国・地域に、地域子会社を設立する計画があるのかどうかを尋ねた。興味深いことに、森川氏はそのつもりがないと話し、ボーダレスな企業として、より柔軟な姿勢でビジネスを展開していきたいと述べた。ある地域で展開がうまく行く兆しが見えれば、その地へ足を運びビジネスをする。しかし、彼らはいつまでもそのようにする必要はないと考えている。

私たちは、幸運にもいくつかの市場で成功できました。しかし、それぞれの市場について、あまり深く考えていませんでした。日本企業は概して深く考えがちです。最初からうまくやることを考え、結局はどこにも行かないのです。

先週開かれた新経済サミットでも、森川氏はスピードと迅速さに重点を置くべきだと語っていた。LINE株式会社は日本企業としては非常にユニークで、その社風こそがユニークな成功に寄与しているのであろう。

【原文】

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