DeNAの漫画アプリ「マンガボックス」がローンチから2ヶ月で200万ダウンロードを突破

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

昨年12月、日本のDeNAは漫画アプリの「マンガボックス」をローンチした。これまでの最初の2ヶ月間で、iOS と Android をあわせて、200万ダウンロードを超え、極めて順調な滑り出しを見せている。特に日本で、マンガボックスは iOS のブックカテゴリで上位にランクインしており(現在3位)、Google Play ではトップにつけている。しかし、日本市場にはさらに伸びしろがあり、ほとんどの漫画が日英両語で入手できることを考えると、英語話者の漫画ファンにとっても、必携のアプリと言えるだろう。

私自身数週間使ってみて、このアプリが言語を習得するのに大変役立つことがわかった。例えば、ある表現を(私が学習中の)日本語で読もうとしていて、難しいところが出て来たら、英語に切り替えて理解することができる。英語を学んでいる日本の学生も英語で漫画を読めば、同じように言語の習得ができるだろう。

このアプリは、さまざまな漫画約20話で構成された、週刊のデジタルマガジンの体裁をとっている。どの号についてのプッシュ通知を受け取りたいかを選ぶだけの、非常にザックリとしたつくりとなっているが、いずれは、好みの漫画が発行されれば通知され、そうでない漫画のときは通知されないようになる予定だ。

私は大の漫画ファンではないが、今のところ、マンガボックスを非常に楽しんでいる。DeNA がこのアプリを世界に向けてリリースしているのは特にうれしいことで、これはおそらく、同社が海外の日本漫画に対する熱狂的な市場を意識してのことだろう。LINE マンガ( iOS / Android )は昨年4月にローンチしたが、日本市場向けのみで、私の知る限り、他言語への展開はしていない。一方で、LINE マンガは iOS アプリのブック・カテゴリ、Google Play の Comics カテゴリで、共に売上首位の座にある。したがってビジネスの観点からは、LINE は LINE マンガを海外展開する必要に迫られていない。

DeNA は、マンガボックスをどのようにマネタイズするのだろう。聞いたところでは、同社は単行本をデジタル版と印刷版の両方で販売することを考えているらしい。つまり、ユーザはある漫画の全話が出版された後、そのシリーズを購入できることになる。当面の間、ユーザは Twitter などのソーシャル共有によって、新作を閲覧することができる。

日本の文化をオンラインで振興しようとする企業が増えているのをうれしく思う。例えば、Tokyo Otaku Mode のような企業の動向を見る限り、欧米がアニメや漫画のようなコンテンツを欲しているのは明らかで、マンガボックスのようなサービスも、世界中のファンを楽しませてくれることに期待したい。

マンガボックスをダウンロードしたければ、iTunes AppStore または Google Play から無料で入手できる。

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