グローバルソーシングのモンスター・ラボ、 NYのデジタルプロダクト開発会社Fuzzを買収——アジア・欧州・北米に開発営業拠点網を完成【報道】

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モンスターラボ 代表取締役の鮄川宏樹氏、Fuzz Productions CEO の Nathanial Trienens 氏
Image credit: Monstar Lab

日本を含む世界各国でアプリ開発のソーシングを展開するモンスター・ラボは8日、ニューヨーク・ブルックリンを拠点とするデジタルプロダクト/モバイルアプリ開発会社 Fuzz Productions を買収した模様だ。買収金額は公表されていないが、昨夕の日経は約30億円と報道している

モンスター・ラボは今回の Fuzz 買収に先立ち、2016年9月にベトナムの Life Time Technologies などを買収、2016年12月にフィリピンの Ideyatech を買収、2017年8月にデンマークの Nodes を買収しており、アジア・欧州・北米の三大市場に開発・営業拠点のネットワークが完成したことになる。

Fuzz が ShakeShack に導入している店頭端末
Image credit: Fuzz

2001年に設立された Fuzz は、ニューヨークを中心に約80名のエンジニアやデザイナーを抱える。FOREVER 21、Shake Shack、Potbelly Sandwich Shop、TKTS、CBS Broadcasting など大手企業を顧客に持ち、外食チェーン向けにオンライン注文・決済端末・ロイヤリティプログラム・コンテンツ管理などをワンストップで行える自社プロダクトを保有している。

モンスター・ラボは先月、先ごろ Uber に買収された中東の配車サービス大手 Careem のフードデリバリ「Careem NOW」などを開発する、傘下のデンマーク Nodes の新拠点としてドバイにもオフィスを開設している。

今回の Fuzz 買収を受けて、モンスター・ラボの開発・営業拠点は、世界15カ国27拠点(東京・大阪・神戸・松江・福岡・北京・青島・上海・成都・シンガポール・バンコク・ハノイ・ダナン・マニラ・セブ・ダッカ・コペンハーゲン・オーフス・ロンドン・マンチェスター・アムステルダム・ベルリン・プラハ・ドニプロ・ドバイ・ニューヨーク・ボルダー)となり、社員数は国内約300名、海外を含めたグループ連携では1,200名に達した。

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