日本では、多くのコンビニエンスストアが集客を目的として、店頭にデジタルサイネージを設置している。小売業界はとりわけ積極的で、大きく明るいスクリーンにさまざまな商品を映し出して、消費者に購買を促し、メッセージを伝えようとしている。
長くにわたり日本の流行ファッションの中心にいるパルコは、最近、渋谷店の店頭にデジタルサイネージを設置した。6つの縦長スクリーンで構成されたそれは P-WALL と呼ばれ、さまざまなブランドの商品1,000品目をはじめ、パルコで購入できる商品を紹介している。
映し出されているのとは別の商品を見たいときは、スクリーンにタッチすることで詳細が表示され、その商品の色違いがあるかどうかも調べることができる。この P-WALL は東京のチームラボとのコラボレーションで実現されたもので、下のビデオを見ればスクリーンがどのように動作するか、よくわかるだろう。
パルコは、以前からショーウインドウがあった場所に P-WALL を設置しており、消費者はデパート内を一店舗ずつ見回らなくても、一カ所に留まったまま多くの商品を見ることができる。実店舗とオンラインモールをうまく連携させようとしている店舗は少なくない。P-WALL が今後、この問題をうまく解決できるかどうかを見守りたい。
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