スカイランドベンチャーズが12億円規模の2号ファンドを設立、新規に30社への投資活動を開始へ

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シード期のスタートアップを支援するベンチャーキャピタル、スカイランドベンチャーズは1月4日、同社の運営する2号ファンドとなるSkyland Ventures2号投資事業有限責任組合の設立を発表した。ファンド規模は総額12億円で、新規に30社程度の投資活動を予定している。

同社CEOの木下慶彦氏によれば、投資金額についてはシードラウンドで1500万円規模を実施し、500万円から最大で5000万円程度の追加投資も検討するということで、2回目のファイナンスが終了した時点でスカイランドベンチャーズ側が10%ほどの株式を所有するようなイメージなのだという。

一度に数千万円を渡さず、数回に分ける投資スタイルについては、スタートアップがファイナンスを続けられることを主眼においており、一度に多くの株式比率を取得して問題があった場合のリスク回避を考えてのこと、という説明だった。

現在、木下氏は毎週水曜日に起業家やその予備軍との15分ミーティングを精力的に続け、この40カ月で20社の投資を実行したのだという。

投資する分野としてはVR、人工知能、動画コミュニケーション、スマートロボット等のインターネット領域で、これにより1号ファンドからの支援先と合わせて、2016年から2年以内に50社規模の累計投資社数を見込むとした。

またこれに合わせてスカイランドベンチャーズが2015年後半に実施した6社の投資先も公開されている。下記の通りだ。

  • VR:Fictbox (CEO:加藤 直人)
  • 人工知能:Liaro Inc. (CEO:花田 賢人)
  • 動画コミュニケーション:Popshoot (CEO:大山敏浩)、Modecas(CEO:齊藤 祐輔)
  • パーソナルロボット:DOKI DOKI, INC. (CEO:井口尊仁)
  • メディア:ConU Inc.(CEO:伴貴史)

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