ソーシャルネットワークとeコマースの融合サイト「Wishkoo」が公式ローンチ

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

3月初旬、複数メディアWishkoo.comと呼ばれる新たなサービスの登場について取り上げた。このサービスはソーシャルネットワークにeコマースを融合させたものだ。ユーザは親しい人たちに友人へ贈るギフトを共同購入するよう勧めることができる。ベータ期間を終え、Wishkooは本日(原文掲載6月28日)、公式に一般ユーザに向けてサービスをリリースした。

Wishkooでは、ユーザは欲しい商品を「lock」することができ、友人がその商品をユーザにギフトとして贈れたり、いつでもギフトを購入することができる。共同購入の招待状はFacebook、Twitter、eメールを通じて共有可能だ。

他のユーザと友達になってメッセージを送ったり、ユーザの好きな商品を見ることもできる。商品の購入は(BCAとMandiri利用の)送金決済、Wishkooの決済機能であるPiggy Coinsの高額寄付、期限切れの商品や未払商品などの未使用金を使った決済ができる。

創設者の1人であるChaya Kusuma氏がeメールで説明してくれたのだが、WishkooのコンセプトはFacebookで好きな商品を共有するなどインドネシアユーザのSNSにおける傾向を観察し、それにフォーカスしたものとなっているという。Wishkooでは、オンライン取引とBBグループ両方でインドネシアの人々がデジタル決済を活発的に行っていると読んでいる。また同サービスのコンセプトには、ギフトを贈りあったり何かを祝うために皆が集まるといったインドネシア文化の習慣を反映させている。

公式にサービスが開始される前、Wishkooはベータ版を開始し1万1000人以上ものユーザを集めた。サービスを広めるために利用されたマーケティング戦略は、共同創設者の1人であるDaniel Mananta氏のSNSアカウントを最大限に活用することだった。共同創設者にはChayaとDaniel以外にBen Subiakto氏がいるが、彼はスタートアップ界ではProject Eden、またFimela.comのCEOとして知られている。Wishkooはまた、各コミュニティにもアプローチして選りすぐりの商品を探し求めている。

Wishkooのユーザは直接商品を購入する以外にも、友達のウィッシュリストにあるギフトを共同購入することもできる。Wishkooはそれらの商品を提供するために(Danielによって経営されている)Damn I Love Indonesia、Global Teleshop、AEDI Shop、Metronなどのいくつかの販売店らと提携している。また、面白いテイストをもった人とのプロデュース商品もラインナップに入れている。

Chayaによると、共有システムはWishkooの販売店パートナーにも導入されているもので、契約内容は各販売店が提供する商品カテゴリによって異なり、商品価格により様々な内容になっているようだ。

インドネシアのユーザが選択できるカテゴリは、ユーザーアクティビティ、ソーシャル要素、そしてeコマースなどだ。これら3つのカテゴリは今まで、現在、そしてこれからもずっと継続して開発させていく分野である。本サービスのコンセプトを広めるマーケティングとプロモーション戦略以外にも、どういった商品を提供していくかは今後の改善点となっている。

Wishkooでは、eコマースが導入できるウィッシュリスト機能のボタンを開発中でとても興味深い。他のサイトに埋め込むことができるWishkooボタンのAPIが提供されれば、ユーザが希望する商品がまだWishkooで取り扱われていない場合に、より多くの商品を収集するのに役立ちそうだ。

Wishkooをしばらく利用してみたが、メニュー選択やデザイン要素を含むサイト自体のルックスとユーザーエクスペリエンスの面であまり快適とは感じられなかった。しかし前述した通り、ソーシャル要素、eコマース、そしてユーザー参加を最大限に活用することでサービスが改善されていくのを見るのはいつだって面白い。導入が期待されるAPIは、またもう1つ興味をそそる点である。

【via Daily Social】 @dailysocial_en

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