[翻訳News] Groupon 本家が、クローンの Groupon.cn(団宝網)を買収

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【更新】グルーポンのスポークスマンから、PennOlson へのコメント:「これはただの噂に過ぎません。我々は買収しておらず、もし変更が生じれば、確認したいと思います。」 今のところ、中国グルーポンとしては、Gaopeng.com(高朋団購)のまま存続するようだ。

【翻訳 by 池田 将】

中国市場に活気があるかぎり、人々の注意を引く重要な要素である .cn ドメインを持っていれば(持っていなければ、人々を混乱させるだけだ)、中国で模倣サービスを立ち上げ、成功させるには好都合だろう。Technode  は、Groupon.cn(団宝網)が グループ購入サイト大手 Groupon.com に買収されることで、本日合意に至ったとの情報を得た。

Groupon.cn(団宝網) は、2010年3月に創業し、同年4月には第1ラウンドで220万ドルを調達、第2ラウンドは同年12月に完了している。(2億人民元〜3億人民元、日本円換算で約30億円を調達したと報道されている)

これまで、Groupon.com の中国法人である、Gaopeng.com(高朋団購)について寄せられた読者からのコメントは、決して先行きの明るいものではなかった。Gaopeng(高朋団購) と Groupon.cn(団宝網) が一緒になったら、さぁ、どう考える?

【via Technode】(@technodechina)

 


 

我々の友人である、Gang Lu(盧剛)から、Technode を通じてニュースが飛び込んで来た。本日、グループ購入大手Groupon.com が Groupon.cn の買収に合意したというのだ。

後者、すなわち、Groupon.cn(団宝網) は、中国に多く存在する Grouponクローンの一つで、最近、中国市場に Gaopeng.com (高朋団購)の名前で参入した、Groupon 本家の競争相手になってしまっている。今月上旬、iResearch 社から発表された報告によれば、Groupon.cn(団宝網)には月に1877万人ものユーザが訪れているとのことだ。

今回の買収劇で気になるのは、Groupon が新しい中国サイトドメインをどうするかという点だ。Gaopeng.com(高朋団購)はやめてしまうのだろうか? このジレンマを見届けるには、もう少し待つ必要がありそうだ。

アジアで活発化する Groupon の動き

今年、Groupon はアジア地域でのビジネス拡大のため、動きを活発化している。3月中頃には、groupon.kr ドメインで、韓国Groupon を立ち上げた。今月は、インドネシアの Disdus を買収した。インドネシアでも、彼らは中国同様の「クローン問題」に直面している。

1月には、インドの SoSasta に加え、マレーシアの Groupmore を買収した。さらに昨年 12月には、シンガポールの Beeconomic、台湾の Atlaspost、香港の uBuyiBuy を買収している。

【via PennOlson】(@pennolson)

 

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