「ちょっといいこと」にチェックインできるSocial Actsは社会貢献活動を身近にしてくれる

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満員の電車で席を譲る、細かく電気を消す、水を使いすぎない…大したことはないけれど、日々を過ごすなかでちょっとだけ人を嬉しくさせてくれる「いいこと」は結構沢山存在している。ただ、往々にしてそういうことは続けることが難しい。イライラしたり、余裕がなくなるとつい忘れてしまう。

そんな「ちょっといいこと」をみんなの力で積み重ねようというのがこのアプリ「Social Acts」(ソーシャルアクツ)だ。ユーザーは設定した「ちょっといいこと」(アプリの中ではアクションと呼ばれる)にチェックインすることでポイントやバッジが発行され、またユーザー同士のLikeなどを通して共有が実施される。facebookやTwitterなどのソーシャルウェブを通じて友達の反応をみることで「ちょっといいこと」を続けることができる、という仕組みだ。

このアプリを開発しているのは電源プラグのアダプタを通じて家庭内の使用電力を管理するELPを発表しているSassor(サッソー)のメンバー。実に彼ららしいソーシャルへのアプローチだ。そしてこの電気の使用制限はまさにいま、この震災を経験した私たちがリアルに直面している問題でもある。

無くなったのであればもう一度作ればいい、というのがこれまでの考え方なのかもしれない。しかし問題はそう簡単ではない。原発や火力発電所やその他のグリーンエネルギーを再構築する、というプラスの考え方が主流であることは仕方がないとして、もう一方からのアプローチ、つまり節約するという考え方も重要になってくるだろう。

正直、停電危機を前に呼びかけられたTwitter上の「ヤシマ作戦」は震災を経験しなければあまり現実的には受け止めなかったかもしれない。しかしあのソーシャル上でこだまのように繰り返される言葉が少なからず人々を動かしたことは事実だ。(実際私もいつも以上に節電したし)

非常事態から抜けて(少なくとも私たちは)平常を取り戻す中、Social Actsのようなプラットフォームの存在は重要性を増すだろう。人々はどうしても忘れがちだ。そんな中、声をかけあってちいさな活動を積み重ねることができれば、世の中がすこし変わるかもしれない。