NTTドコモ、中国におけるゲームとモバイルコンテンツ展開で百度と提携

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【原文】

ウォール・ストリート・ジャーナルのレポートによると、今日(原文掲載日は8日)、日本のNTTドコモは中国でのゲームとモバイルコンテンツ配信に特化して、大手検索サービス百度(バイドゥ)と共同事業を行うことに合意した。

午後遅く、我々がドコモと話をした際、担当者はさらなる詳細を開示することはできなかったが、それがモバイルポータル事業に関するものであることを付け加えた。百度はこの事業の80%の資本を保有し、ドコモが20%を占める。

ドコモにとって、この動きは日本の有名企業が海外市場に目を向けはじめているトレンドを追随するもので、ドコモのライバルであるソフトバンクや、モバイルゲームの巨人 GREE や DeNAらの動きにも同様の戦略が見られる。

ドコモはこれまで、比較的場当たり的に、流行りの有名ネット企業と提携をしており、ここ数ヶ月間でもDeNAやTwitterなどと手を組んだ。

中国の百度は、彼らのコンテンツを中国国内のモバイル市場で配信するにあたって、ドコモが日本のモバイルでの経験を元に、後押ししてくれることを期待している。最近噂になっている、百度のモバイル向けOSが本当に開発途上にあるとすれば、ドコモとの提携話は、より納得のいくものになる。

関連して、百度は大規模なリストラ策をいくつか発表した。それによれば、同社は社内を営業、個人向けプロダクトとテクノロジー、企業向けプロダクトとテクノロジー、そしてコマーシャル・オペレーションの4つの部門に分ける。あわせて、上級副社長である沈皓瑜(Shen Haoyu)氏が、個人的な理由で退職することも発表された。

【via Penn Olson 】 @pennolson

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