国際起業家やノマドワーカーを探して、世界を旅する日本人青年

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【原文】

バブソン大学卒業生であり、東京の早稲田大学に通う成瀬勇輝さんは、世界中の起業家とノマドワーカーに会うためのツアーを開始した。

現在(原文掲載日は7月25日)、シンガポールに滞在中である。彼が先週、東京を発つ前にインタビューをすることが出来た。(インタビューの手配にあたり、前田紘典氏に謝意を表する。)


なぜこのワールド・インタビュー・ツアーをしようとしているのですか?


早稲田大学の政治経済学部を中断し、マサチューセッツ州ボストンのバブソン大学に1年通っていました。バブソン大学はユニークな講座、特にギグ・エコノミー(文末の訳注参照)や起業家精神に関する講座がありました。そこで、ノマドワーカーやコスモポリタンな労働スタイルについて学ぶことができました。また、そういった道で働き、生活していきたいという友達もでき、世界中に多くのノマドワーカーがいることを知りました。しかも、その中には日本人も多数居ました。その後、彼らに直接会って、その考え方を学びたいという気持ちに取り付かれるようになりました。


ツアーの主な目的は何ですか?


基本的に、このツアーには3つの目的があります。まず、日本は内向的な社会だと考えられているが、日本をより社交的に変え、日本の若い世代に世界のあらゆる場所に行くよう勧めたいと思っています。第二に、世界に通用するノマドワーカーのための新しいプラットフォームを築きたいと考えています。詳細な計画は、今のところ頭の中にはありませんが、ツアーの間にアイデアをより具体化したいと思います。そして最後に、ノマドワーカーや国際的起業家の良いロールモデルを見つけ、私のウェブサイトで紹介したいと考えています。



どのような国々を訪問する予定ですか?


シンガポールを始めとし、バングラデシュ、インド、ヨーロッパ諸国、南アフリカ、中南米、シリコン・バレーを含むアメリカの数都市への訪問を予定しています。


世界を旅する間、多くのノマドワーカーからのインタビューと「ギグ・エコノミー」のデジタル・ワーカーやインフルエンサーについてのさらなる情報を、彼のプロジェクトのウェブサイトFacebookにアップしていく予定だそうだ。情報の更新を見逃さないようにしよう。そして、もし彼に会ってみたい場合は、彼に一筆書くといいだろう。

【訳注】 ギグ・エコノミー
パートタイム経済。いわゆる正規雇用が減り、パートタイムや派遣労働が主流となった経済。「24時間いつでも働く意思のある労働者」と「必要な時だけ働かせたい雇用者」からなる。“gig”は芸人などの1ステージの意。(出典:集英社イミダス

【via Penn Olson 】 @pennolson

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