インドで生まれた、スタートアップのためのSEOツール「Search Enabler」

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【原文】

検索エンジン最適化(SEO)に困っていたら、Search Enabler を検討してみるとよいだろう。インドで作られた検索最適化ツールである。自分のWebサイトのURL、最適化したいキーワードを打ち込み、Google Analytics のオプションを選ぶだけでよい。

Search Enabler がWebサイトの巡回を完了すれば、診断レポートを確認することができる。一度巡回されれば、ユーザーは、切れているリンク、二重タイトル、メタタグの無いページなど、SEO のキー・ファクターを把握できるようになる。つまり、Search Enabler はユーザが問題を特定するのを助け、その問題解決に取り組み、ユーザのビジネスに関連付けられたキーワードで検索したとき、Webサイトが検索結果のより上位に表示されるようにするのである。さらに、あなたは競争相手のSEOパフォーマンスを追跡し、彼らが見逃したであろうキーワードを占領してしまうことも出来るのだ。

Search Enabler は現在、プライベートベータのテスト中だが、すでに15以上の国々から50以上のベータテストの依頼を受けている。共同創業者のカディム・バッティ氏は、自らのスタートアップ Search Enabler がマーケティングに一銭も費やしていない、と語った。取得して数ヶ月しか経たない SearchEnabler.com というドメインで、すでにページランク3位を獲得している。できたばかりの Search Enabler のようにサイトにとって、これは賞賛に値することだと思う。バッティ氏は、Penn Olsonにベータのロールアウトについてさらに話してくれた。

最初のベータ版を、スペイン、ブラジル、ドイツ、イギリス、アメリカ、ベトナム、インドからの15人のユーザに試してもらっており、毎月、フィードバックをもらって改良を繰り替えす予定です。もう2〜3回その過程を繰り返せば、商用ベースでのリリースに持って行けると思います。

SEOMoz や DIYSEO といったSEOツールを試した読者もいるかしれないが、バッティ氏は、Search Enabler がアジア初のSEOツールであることを指摘した。インドで運営することにより、コストを下げ、アジア市場での顧客サポートを容易にした。バッティ氏よれば、Search Enabler は、市場から見過ごされがちな、スタートアップ、フリーランサー、小規模事業者にSEOを提供することに特化したいとのことだ。

Search Enabler の将来計画を尋ねると、バッティ氏は、SEO の予測モデル、すべてのランキング要素が一画面で見られる機能、リンク相関図のような機能を加えたいと語った。バッティ氏と、共同創業者のヴァラ・クマール氏は、2人だけのチームでプロダクトをよいものにするよう心血を注いでいるが、今後は賢明な投資家、そして Search Enabler を飛躍させてくれる優秀な人材をを求めている。今後も、彼らの発展を見守って行きたい。

【via Penn Olson 】 @pennolson

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