中国で人気のテキストメッセージングにChina Mobile(中国移動)がFeiliao(飛聊)で参戦

SHARE:

【翻訳 by Conyac】 【原文】

Kikライクなサービスの市場は更なる競争激化を迎えそうだ。というのも、利用者・利益において世界最大のキャリアであるChina Mobile(中国移動)が、Weibo(微博)上で彼らバージョンのテキストメッセージングサービスである「Feiliao」(飛聊、中国語で飛行チャットの意)をリリースすると発表したからだ。

そのweiboの投稿によれば、Feiliaoは最も利幅の大きいキャリアショートメッセージングであるFetion(飛信、中国移動の携帯電話とPC間でショートメッセージのやりとりができるPCソフトウェア)ベースであり、iOS、Android及びSymbian向けベータ版でサポートする予定とのこと。

他のKikライクなサービスと同様、Feiliao上で送信されるテキストメッセージはキャリア、携帯電話及び携帯電話OSによらず全て無料の予定である。

これは興味深いことだ。Kikが開始から15日間で100万ユーザーを獲得した後、Ted Livingston氏はKikは最終的には「SMSを用済み」にするだろうと語った。その後、Kikの類似サービス、Weixin(微信)(Tencent、騰訊の運営)MiLiao(米聊)(Xiaomi Tech、小米の運営)、Youni(有你)(Shanda、盛大の運営)そして最近サービスが開始されたKouxin(口信)(Qihoo 360、奇虎による運営。口信は中国語で口頭メッセージの意味)などがつぎつぎとサービス開始した。

収入源であるSMSの収益を減らし始めているため、携帯各社がそれらKikライクなアプリにどう反応するか関心が集まっている。中国ではSMSサービスに人気があり、2010年には8,250億ものテキストメッセージが送られたという。

しかしながら、中国の携帯会社はKikライクなサービスにうまく適応しようとしている。数週間前、China Unicom(中国聯通)は無料のテキストメッセージサービスWo You(沃友)を立ち上げた。それに続き、China Mobileは今回Feiliaoを開始した。

いまのところ、China MobileがFeiliaoにどれほどの労力をつぎ込むのかや、収益性の高いSMSビジネスを脅かすほどに人気を得る可能性のあるサービスであるFeiliaoにどれほど本気に取り組むつもりかはわからない。彼らは自身のSMSサービスを自ら殺してしまうのだろうか?China Mobileや他の携帯会社にはあり得ないことだと思うが。

【via Technode】(@technodechina)

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する