コンバージョン率、PV/UU、直帰率、リピート率等さまざまな数値があるが、スタートアップが集中するべきKPI(Key Performance Indicator。日本語では「重要業績指標」と訳されている)とは?
スタートアップが間違えがちな目標設定として、プレス、広告、ソーシャルメディア等でbuzz(バズ)を起こして、ダウンロード数やPV、UUのアップに集中してしまうことがある。しかしそれは初期段階のスタートアップが作っているプロダクトにとって重要ではない。
スタートアップにとって重要なKPIは『プロダクトがユーザーに提供するもっとも重要な価値が生み出せているかを計る数値」である。
例えば:
- Facebookの例では友達とコミュニケーションをするプラットフォームを提供しているので、コメント数、写真投稿数等に集中している。
- 共同購入系のサイトは一人当たりのユーザーが平均招待する友達の数(そしてその招待された人のコンバージョン率)。
- Q&Aサイトだと質問の数と回答率(数値化しにくい回答と質問の質も重要)。
- LinkedInやプロフェッショナルネットワーク系のサービスはプロフィールの完成度が高くないとそもそも話にならないので、プロフィールを詳細に記載するユーザーの割合。
もちろん実際はもっと細かい数値をKPIとして設定している。
自分のスタートアップのKPIを設定する時の考え方は、満足できるユーザーエクスピリエンスをターゲットユーザーに提供し、再度サービスを使ってもらうために注目するべき数値とすべきだろう。
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