スタートアップ・デイティングのいつもの趣とは異なり、本日は少し私的な事柄を綴ってみますが、週末ということもありますので、ご容赦ください。 orz
私はよく、物事の転機を、そのトリガーになったシーンと関連づけて記憶しています。
- 英語ブログ「Asiajin」で執筆を始めたのは、2008年の TechCrunch 50(第2回)で、スタートアップ・デイティングでもアドバイザーを務めてもらっている、Serkan Toto に会ったのがきっかけ。
- 英語ブログ「Penn Olson」で執筆を始めたのは、今年、シンガポールの Hackerspace.SG の隣のバーで、PennOlson の創業者 Willis Wee と Teoh Ming Hao に「ライターをやれ」、と口説かれたのがきっかけ。
などなど。

そう言えば、スタートアップ・デイティングを立ち上げる以前、あれは寒い冬だったと思いますが、酔っ払いで酒臭くなった夜の山手線で、Kigoyama 氏と互いに帰宅の途を急ぎながら、「池田さん、Mashable Japan 立ち上げればいいのに…」みたいな進言を受けた記憶があります。前出の Serkan Toto も私を応援してくれ、サンフランシスコの Mashable 本社とコンタクトしましたが、日々のよしなし事にさいなまれ、そのまま時が経過してしまいました。
人生は短い。寸暇を惜しんで、やりたいことに没頭せねばならないのに、地球は自転と公転を続け、時は容赦なく過ぎて行きます。
ここでまた転機、4〜5ヶ月前、スタートアップ・デイティングのイベントを終えたある夜、泡酒で有名な六本木のとあるバーで、グラス片手に「Mashable と連携できたらいいよね」という話に花が咲いたのでした。
ムダに海外に出かけては多くの人と会っている分、本サイトで連携させていただいている3つの英語ブログは、いずれも創設者がお友達なので、翻訳転載や連携を開始するときは、みんな二つ返事で快諾してくれました。
しかし、一説によれば、世界の TechCrunch よりも読者が多いと言われる Mashable は勝手が違いました。ブログの記事の引用にあたっては、抄訳であればいいとか、引用元のクレジットを明示すれば許容されるとか、いくつかの解釈がありますが、スタートアップ・デイティングのオーガナイザー3人で話し合いをもち、Mashable 記事の翻訳転載にあたっては、敢えて正規のライセンス供与を受けて臨むことにしました。これにはいくつかの理由がありますが、今後のステップとして、Mashable と Startup Dating との連携を密にし、日本から世界へのテック露出の足がかりにしたいという思い、また、日本のスタートアップ・コミュニティの醸成に貢献したい、という思いがあります。

ライセンスの制約上、最初のうちは、記事の本数や鮮度が、皆さんの満足を得られるものではないかもしれません。
しかし、
「시작이 반이다!(シジャギ・パニダ)」
これまた恐縮ですが、私の好きな言葉、韓国語のことわざで「物事を始めたら半分は終わったも同じ」という意味です。ここから徐々に、Mashable の翻訳転載も含め、メディアとしてイベントとしての、スタートアップ・デイティングのクォリティを高めていきたいと思います。
今回の Mashable の翻訳転載ライセンスの契約アレンジにあたり、Mashable のビジネス開発ディレクター Brian Dresher、ならびに、ライセンス・エージェンシーである PARS International の Wilda Fabelo に尽力してもらいました。ありがとう。
スタートアップ・デイティングへの、皆さんのより一層のご愛顧をお願いいたします。
【追伸】
スタートアップ・デイティングの記事のうち、Mashable から翻訳された記事のみを見る場合は、https://thebridge.jp/tag/mashable/ で閲覧可能なほか、http://mashable.jp からもアクセスできます。
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