シンガポールF8でFacebookの中国進出について聞いてみたが…

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【翻訳 by Conyac】【原文】

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中国の13億人もの人々なくしては、Facebook で世界を繋げることは不可能だと、以前 Mark Zuckerberg は語っている。そして我々は皆、Facebook が中国市場に向けての何らかの方策をこっそり用意しているのだと考えている。

Facebook が実際どのような策を用意しているのかは、誰も知らない。そこで、先日開催されたF8シンガポールの記者会見の席で、私は聞いてみた:Facebook とBaidu(百度)に関する噂を受けて、Facebook の中国に対する方策は何か?

推測どおり、回答は、”ノーコメント”であった。「我々は、噂に関してはコメントしかねる」とFacebookのプラットフォームパートナーシップ部門の管理者である Ethan Beard 氏は述べた。彼は私の質問に回答こそしなかったが、世界全体を繋げるということは、Facebook の未来像であるということは明言した。 私は、Facebook が香港にオフィスを構えているということが、Facebook が中国市場に展開する際の出発地点になるのではと考えた。

しかし、Facebook の関係者は、その考えをいとも簡単に否定した。Facebook の広報担当者である日高久美子氏は、Facebook の香港オフィスは純粋にセールスオフィスとして機能しており、香港と台湾市場を担当するものであると述べている。が、誰も将来の展開について知る者はいない。

以前記したように、Facebook は中国で成功を勝ち取るだけの能力があると考えている。また、Facebook は、中国の類似サイトのRenren(人人)に市場シェアを奪われる前に、早期の中国市場への乗り込みが必要では、とも記述した。が、その点では私はどうやら間違っていたようだ。実際には、Sina(新浪)と Tencent Weibo(騰訊微博)が中国のソーシャルユーザのウェブ上のアクティビティを潤わせている。しかし、マイクロブログの影響によって利用者数が下降気味のRenrenの、昔ながらの友達を基盤としたソーシャルネットワークの役割というのもまだまだ有用だろう。

果たしてFacebookはどうなるのか? 中国人は、少しでもFacebookを利用する理由というものを探し出すのだろうか? まあ、行われるべきであった全てのプロダクトのローカライズを除き、市場を開拓するには、おそらく、世界規模での勢いが重要な鍵となるだろう。中国へやってくる前に、Facebook は、まず世界のその他の国々を繋げることを目的としたのだろう。そしておそらく、世界が繋がったその時には、ただ単に、Facebook が中国市場へ参入するということだけではなくなっているだろう。

中国人は、Facebook に参加することと、多数派-世界のソーシャルネットワーク-の一部になることを強いられるかもしれない。冷笑家は揃って、中国人は世界の一部になることなどどうでもよいことだと思っている、というだろう。中国こそが、大きな意味で、世界そのものなんだと!

これらは全て想像の上での推測い過ぎない。でも問題について考え予想するのはいつだって面白いことだ。そう思わないかい?

【via Penn Olson 】 @pennolson

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