サンフランシスコの広告板にGREEが登場「日本で大成功、ここでも成長中、いろんなところで急上昇!」

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【翻訳 by Conyac】【原文】

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東京ゲームショー(TGS)で、マーケティングに係る多額の予算を使ったのち、GREEは、サンフランシスコでビルボードとなって登場した(セルカン・トト氏記)。しかし、この新たなビルボードが私の興味をそそったのではない。面白いと思わせたのはそのメッセージの内容だったのだ。GREEは、そのビルボード上に「日本で大成功、ここ米国でも大きく」というメッセージを送っている。が、実のところGREE はもう既にいろんなところまで拡大していっている。

GREE は全勢力を上げてアメリカ進出を果たそうとしており、その計画に尻込みをするようなところはない。ブログの記事の中でGREEは、アメリカで40人以上の雇用を実施しており、近い将来グリーチームは更に巨大な企業へと成長を遂げるだろうと述べている。日本を拠点とする携帯ゲーム会社GREEはサンフランシスコに自社ブランドを押し出すことを目指してクリエイティブな代理店と契約しており、今後も看板広告を出す気があるようだ。

2011年に開催されたGMIC(Global Mobile Internet Conference)で、GREEの創業者であり代表取締役社長の田中良和氏はロードマップを拡大する足掛りとしてアメリカや中国のマーケットへの展開を考えていると、海外進出への熱意をアピールした。そして、アメリカ企業のOpenFeintを買収し、中国ネット最大手のTencentとの業務提携を発表するなど、海外進出への基板を築きあげていった。 アメリカや中国だけでなく、世界のあらゆる場所にGREEは進出しており、これからも快進撃は続くであろう。

東南アジアへのマーケット拡大の為にシンガポールに拠点を置く携帯SNSのmig33と業務提携を結び、また韓国最大手の通信キャリアSK telecomと組んで韓国市場へ進出した。そして中国のUltiZen Games(霊禅)への資本参入もおこなっている。新しく5つのオフィスを開設し、そのうちの3つはソウルとシンガポールとロンドンに10月に開設し、残りの2つは来年早々にオランダとブラジルに開設する予定だ。

同様に、ライバル会社のDeNAもまた韓国とシンガポールにオフィスを設立している。同社はアメリカのAT&Tと提携し、今年7月には中国版のモバゲーを立ち上げた。この闘争は終わりそうにないが、より速く拡大するために、地元のパートナーと連携することに前向きであるように見えるという理由で、私はどういうわけかGREEがDeNAより有利な状況であると感じる。

前回書いたように、Tencent、GREE、mig33間のパートナーシップ締結によって、GREE モバイルゲーム開発者は、開発したゲーム類を、ローカライズ機能(例として、翻訳機能や指導機能)を兼ね備えた上で、それら3つのプラットフォーム上にて展開できるという、非常に効果的なものとなっている。

それとは反対に、DeNAは、単体で、Mobageの日本版、英語版、中国版を運営しており、またNetDragonを中国国内の現地パートナーとして確保している。いずれにしても、DeNAの着手範囲は、GREEのそれに及ぶものではない。しかしまた、この競争はまだまだ終焉にはほど遠い。

東京ゲームショーで撮影された、本誌リック・マーティンによる GREE インタビュー動画はこちら(英語のサブタイトルはキャプションをオン)。

【via Penn Olson 】 @pennolson

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