AngryBirdのRovioが語る「面白いゲームを作るための5つのポイント」──シンガポールTechVenture2011レポート

編集部注:このレポートは現在東南アジアでマーケティング活動を実施しているワンオブゼムのメンバー(ちゃど:@chado10)によるものです。2011年1月にスタートアップしたワンオブゼムはAmebaにてフィーチャーフォン向けモバイルゲーム「海の上のカメ農園」を展開し、10月にはグロービス、インフィニティベンチャーズLLPから3億円の調達に成功するなど、そのスピード感ある成長に注目が集まるスタートアップです。


アジア最大のベンチャーカンファレンスTechVenture2011が今年もシンガポールで開催され、世界20カ国以上から500人もの参加者がシンガポールのマリーナベイに集まった。

今回の目玉はfacebookの共同創業者「Eduardo Saverin(エドゥアルド・サベリン)」が表舞台に顔を出したこと。ソーシャルネットワークでMark Zuckerberg の親友だった彼で覚えている人も多いのではないだろうか。彼は現在シンガポールを拠点として、アジア向けのエンジェル投資家としてメンタリングをおこなっているので、自信のある方は接触してみてはいかがだろうか。

カンファレンス内ではスタートアップのピッチコンペがあったのだが、冒頭で司会者がサヴェリンにfacebookのピッチをするよう無茶ぶりする場面もあり、会場を沸かせた。以下そのときの動画。

カンファレンスはシンガポール政府のスピーチで始まり、サベリンやRovioのキーノート、mig33やDeNAなどによるセッション等盛りだくさんの内容であった。カンファレンス全体を通してみると圧倒的に中国勢のプレゼンテーターが多く、参加者も7割ほどは中国勢であった。やはり数字や規模感でみると中国はアジアで圧倒的に存在感を出していた。

本レポートでは特に日本のサービス作りに応用が出来そうなRovioのセッションに焦点を当てて、フォトレポート形式でお伝えしたい。Rovioは世界中でおなじみのAngry BIrdsを作成した会社で、キャラクターのライセンスグッズなどが世界展開されている。

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体長約1mほどのこの巨大AngryBirdはシンガポールのF1でも登場している。

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今回特別にRovioがAngryBirdsヒットの秘訣を公開してくれた。壇上のスピーカーはRovio Entertainment Ltd.のプロダクトマネジメント担当のJulien Fourgeaud氏

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これがAngryBirdsの初期のゲームとキャラクターデザイン。

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彼らは面白いゲームを5つの点にまとめている。

1:ユーモアがあること

キャラクターが際立っていること

非現実的なグラフィックであること

独特の効果音があること

ストーリーがあること

これらの要素をすべて満たすゲームの仮デザインを構築するまでに3カ月の歳月をかけたのである。 (※この時点ではデザインのみでコーディングは含まれていない)

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また完成したものをより多くの人に使ってもらうために3つの工夫をしている

1:300以上のステージを用意したこと

2:パズルゲームのクオリティーを高くすること

3:4つの要素を加えること

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例えば、左下の要素はトロイの木馬をイメージしている。

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そして左上は歴史建造物(ピラミッド)要素をイメージしたパズル。右下はRovioで一番人気のあるハンバーガー要素をイメージして作成した。

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その結果4億回のダウンロードと、約3億回のDAUまで到達した。