問題解決のアイデア作りを効率化するVetter

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

アイデアを討議してフィードバックを得るというとは苦痛を伴う作業だ。しかし、インターネットの世界ではその解決法に事欠かない。アイデア収集にFacebookで聞く人や、Twitterのハッシュタグを使ったり、Google のスプレッドシート・フォームを利用する人もいるだろう。しかし台湾に本拠を置くベンチャー企業Vetterは、アイデアの収集、評価、蓄積により、適した方法があると考えている。

Vetterは監督者がチームメンバーと問題解決に当たって利用できるウェブベースのサービスだ。Vetter上では「ボス」と呼ばれる人に出された課題についてグループに招待された人なら誰でもアイデアを投稿できる。そしてチームメンバーは誰でもアイデアの質に関して1から5の間で評価することができる。

提出されたすべてのアイデアは匿名で同サイトに掲示される。率直性と言論の自由は尊重するが、アイデアの投稿者にとっては匿名にしたほうが時として投稿しやすいということもあるだろう。同サイトは内気なメンバーにもっとアイデアを共有するよう働きかけると同時に、投稿されたどんなアイデアに関して、問題解決に関して早まった判断がされないようにしている。

平均評価が星印2つ以上ついたアイデアは自動的にEメールに編集され、「ボス」に毎週もしくは毎日送られる(メールが送られる間隔はボスが決める)。最後のメールではフォローアップがしやすいように投稿者の名前が明かされ、おそらく投稿者への賞賛ということにもなる。「Vetter」は、チー ムの中で誰が皆よりクリエイティブなのか、積極的に参加しているのかを調べるのに役立つ分析ツールもユーザに提供している。

要するにこのスタートアップ Vetterは、アイデアの構築プロセスを合理化し、アイデアの収集・評価・編集が1つのプラットフォームで出来て、手間がかからないというもの。もし我々のチームが大きくなって、こんなサービスが必要となれば、私はこのサービスにお金を払っても構わないと思う。

「Vetter」 はアイルランド人のダンカン・ムルタ氏とカナダ人のスティーブン・トーマス氏によって設立された。興味深いことに、ムルタ氏は「Vetter」のベーシックバーションは今年の8月に開催された第1回目の「スタートアップウィークエンド台北」で準優勝をしたとも語ってくれた。とても素晴らしいことだ。

【via Penn Olson 】 @pennolson

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