Tencent(騰訊)CEO・Pony Ma(馬化騰)氏が語る、中国のスタートアップ、ギーク、起業家精神

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

Pony Ma(馬化騰)氏は当初は開発者、現在は中国最大手のインターネット企業 Tencent(騰訊)の創業者でありCEOである。

TechCrunch Disrupt 北京にて、我々は、Pony Ma 氏が TechCrunch の Sarah Lacy との会談を終えた直後、楽屋で話をする機会を得た。他メディアでよく耳にする Tencent の話をするのではなく、我々はスタートアップの経営と起業家精神に焦点を置いて話した。Pony Ma 氏は、次のように語った。

「このような機会は、私のアイデアをみんなとシェアする機会を与えてくれる。起業家にとっては興味のあることが多くあったと思う。ジャーナリストにはそうではなかったかもしれないが。」

現在、スタートアップを運営する上で最も難しいと思うことは?

「そうだね、現在の一般的な事業環境は過去と比べて非常に良いものだ。最も重要なのは、資金調達が比較的簡単になったこと。また、現在ではより多くの機会があふれている。しかし、一番の難点は資金調達が簡単になったため、競合相手が増加しやすいということだ。多くの人々やチームが自分と同じアイデアをもって資金調達をしていく。だから、類似した競合スタートアップ企業の中で抜きん出るということが一番難しいことではないだろうか。

ユーザのニーズをよく知り、ユーザと市場の声をもとに改良が行えるような、優秀な役員を持つことが極めて重要なのではないかと思う。見てのとおり、よいアイデアで最初は調子がよくても、それが続かないチームは大勢いる。3ヶ月や1年後には、それらのチームはレスポンスのスピードが低下していく。私の見方からすれば、これが致命的な問題だ。」

プログラマーはギークであり、そしてギークは世界を変えることができる、と人はよく言う。中国のそのような環境で、第2の Pony Ma 氏は現れるのだろうか?

「現れる、と確信している。心からそう信じている。なぜなら、ギークと呼ばれる人々は、何かを開発したり、その体験を作り出す究極の要求を象徴する存在だから。彼らは完璧さを求めたがる。事実、人気のある商品やサービスは、すべてユーザの究極の要求を満たすことができたものだ。もちろん成功しているものについてのみ言えることだが。だから、商業ベースに載せる前に、ギークのような考え方もありだろう。ギークが良いアイデア、良いチーム、十分な経営資金を得たら、全ての人々をうならせる商品を作り出すチャンスを見つけられると確信している。そのとき、ギークは成功した、と言えるだろう。」

一人の創業者の立場から、良い起業家とは? 起業家精神とは?

「まず第一に、優秀なチームを持つこと。最初のうちは、自分で良質なプログラムを作ることができるだろう。しかし、まもなく、それはチームが開発する形へと変化していく。次第に、そのチームは数百名になっていく。組織構造はより複雑になっていく。企業の成長率を維持しながら運営管理をしていく上で、株主、パートナー、チーム全体との関係は非常に重要であると私は思う。したがって、成功したい起業家は、そのようなチームを構築する能力を持ち合わせているか、これから身につける必要がある。

あるいは、最低でも、そのような組織の変化に心構えを適応させれば、おそらく成功できる。アイデアのほとんどは、起業家一人で実現できるものではない。だから、他人に影響を及ぼし、同僚を説得し、起業家と同じような精神状態になってもらう必要がある。もちろん、社員に支払うインセンティブ(報酬)のしくみも、そのような変化に適応させていく必要がある。これが前提条件である。」

中国で若者が新しい会社を立ち上げるため、Tencent は何か手助けをしてくれるか?

「もちろん。我々のいまの焦点はオープンプラットフォームだ。デスクトップ・クライアント・アプリや課金のしくみをはじめ、全てのソーシャル・ネットワークのプラットフォームとなる「QQアカウント」を、スタートアップに開放したい。小さなチームが QQ のプラットフォームを使い、自分たちの価値に気付くのを後押ししたい。まさに、中国の携帯電話サービス Monternet(彩信相册)のプラットフォーム上で、我々が創業時の基礎を固めたときのように。我々はこのプロセスを経験しているので、新しい会社にとってオープンプラットフォームがいかに大事なのかを理解している」。

TechCrunch TVによるインタビュービデオは、以下をどうぞ。(英語字幕)

【via Technode】 @technodechina

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