Diablo 3の熱狂からも分かるとおり、中国のゲーム人気が昨年より下火になったというわけではない。にもかかわらず、ゲーム業界には何かの足音が近付いているようだ。それは、前4半期における上級役員の退職者数の増加に表れている。
退職者には Changyou(畅游)17173の統括マネージャー、 Ganglan OnlineのCOO, Jinshan Gamesのディレクター、 Changyouの副社長、Shanda(盛大)の副社長、 Fancheng(方城)の副社長、Zhongqingbao(中青宝)の副社長、Target Softwareの副社長などがいる。政府のオンラインゲームを担当する部門の上級官僚も2011年の後半に辞職している。
実際、ゲームへの関心は減らないものの、市場はすでに多数のオンライゲーム会社によって飽和状態にある。その証拠として、どの会社のゲームも似たようなものとなっている。その結果、ここ数カ月でいくつかのゲーム会社は苦境に立たされている。
Sina Tech(新浪科技)によれば、彼らの多くは他の役職を引き受けるか、自身の会社を立ち上げるために退職したとの事だ。これは、中国のゲーム業界に新たな風が吹き始めたことを意味しているのかもしれない。これは決して悪いことではないのだろう – ちょっとした変化が業界をほんの少し動かし、現在のような似たり寄ったりのゲームが垂れ流されてるのを止めてくれるのなら。
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