【ゲスト寄稿】「ベンチャーの方がお金がある」 Incubate Camp 3rd キックオフイベントレポート

金城辰一郎この記事をゲスト寄稿してくれたのは、オルタナブログなどで執筆中のブロガーの金城辰一郎さん。世界を変えるためのWEBサービスを開発しつつ、ソーシャルマーケティングを得意領域とする。テクノロジーの未来を語るのが大好き。現在はスタートアップを起ち上げるための準備中。CONECT&CHANGEソーシャルメディアのハンパない状況など。


2012年2月15日に、総勢70名ほどの起業を志す方が集うインキュベイトファンドのキックオフイベントに参加してきました。その様子を紹介させていただきます。

「ベンチャーの方が、お金がある」

最初のセッションは株式会社gumiの代表取締役である國光宏尚氏と、インキュベイトファンドの本間真彦氏による対談からスタート。ソーシャルゲーム業界の第一線で活躍されている國光氏のエネルギーや考え方を感じることができた。中でも特に印象的だったのは、「ベンチャーの方が、お金がある」との言葉だった。

一般的には大企業の方が資金があると言われるため逆説的だが、大企業は管轄部署の予算内で資金を捻出しているに過ぎず、gumiが昨年ベンチャーキャピタルなどから20億円の資金調達を実施したことを例に挙げ、ベンチャーの方が資金量においても十分に勝算があると説明した。

資金を集める際に重要なのは覚悟であり市場で1位になると宣言し、そのビジョンを語っていくことであるとした。gumiは今後も「打倒Zynga」という目標に挑戦していき、世界展開を加速していくとのことだ。

「成長ベンチャーの課題は『採用』」

そして第2部では、モデレーターにインキュベイトファンドの和田圭祐氏を迎え、「事業立ち上げの現場、サービス開発の視点」というテーマでセッションが行われた。

参加者は、デコ写真アプリの『DECOPIC』が300万DLを超えたことで話題の株式会社コミュニティファクトリー代表取締役 松本氏、CtoCのプライベートレッスンの事業を展開するコーチ・ユナイテッド株式会社代表取締役である有安氏、デコメ絵文字の『エモジバ』などスマートフォンアプリを多数提供するビヨンド株式会社代表取締役 一谷氏の3人だ。

それぞれの起業の経緯や、サービスリリースからグロースまでの経緯、チームマネジメントの方法などをキークエスチョンとして進行された。彼ら全員に共通した今後の問題意識として、採用など人材マネジメントの問題が上がった。中でも向こう数年の目標とする海外展開などに向け、外国人の積極採用を行いたいという話があった。

具体的には、「ベンチャーの成長において人材は命だが、人材獲得の為に北海道など地方に出向いたり、ベトナム人の留学生なども積極的に採用したい」(ビヨンド一谷氏)、「外人のマネジメントの採用も考えて行きたい」(コーチ・ユナイテッド有安氏) とそれぞれ発言した。

また、セッションの後半では國光氏もパネルディスカッションに参加し、「創業者が迎える二度目の最も辛いポイント」に関して、パネリストである3名の起業家並びに参加者に対してメッセージがあった。

「一度目の辛い時期は生きるか死ぬかの背水の陣といえる状態、しかしそれを乗り越えて会社が軌道に乗って成長している段階になると、『別に1番を目指す必要は無いのでは無いか』といった悪魔の囁きがある」と話した。この壁にぶつかり誘惑を乗り越えられないことで、会社の成長を止めてしまう起業家も多くいると言う。

最後に

懇親会においては、昨年10~12月に開催されたIncubate Camp2ndのメンバーによる4つのサービスのPitchが行われた。

「ietty」:Facebookを用いた新しい不動産ポータルメディア。
Whytelist」: Facebookを使ったCtoCのEコマースサービス。
Tableshare」:友達と友達とのご飯を一緒に食べるソーシャルディナーサービス。
MUGEN UP:デジタルイラストのクラウドソーシングサービス。

最後に行われたPitchは、Incubate Camp参加者の事業のポテンシャルなどが大いに伝わってくる熱量のある場だった。どのサービスも2~3月のリリースを予定しいるようで、Incubate Camp 3rdは2月末まで応募をしているそうだ。これから起業する方、シードラウンドの資金調達を行なっている方、ぜひエントリーしてみて欲しい。

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