アジアのスタートアップバトル「Startup Arena」でピッチした8つのチーム(後編)

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Startup Asia Singaporeの二日目“Startup Arena”でピッチしたスタートアップを紹介するよ。トータル19社がピッチした今回のスタートアップバトル、優勝者は教育改善のためのソーシャルプラットフォーム“Teamie”。優勝チームには10,000米ドルが贈呈された。Startup Arena初日にピッチしたスタートアップもチェックしてみて。

■CloudyRec

iOS、Android、Windows Phone 7、Unity3Dのアプリのバックエンドをクラウド化してくれる“CloudyRec”。アプリ開発者にプッシュ通知やFacebookサポート、その他モバイルバックエンドに必要なものを提供する。月額利用料は9.90米ドルから。

■Waffle

韓国発の公共Wi-fiをソーシャルにしてくれる“Waffle”。場所によってサービスを選んだり設定したりなかなか面倒な公共Wi-fiをより便利に。既に韓国では利用されていて、TechCrunch Disrupt Tokyoでも活用された。Wi-fiにTwitterもしくはFacebookでログインするだけ。

場所にチェックインすることでその場所を宣伝することにもなり、ユーザはクイズやアンケートに回答することも可能。お店はWaffleのプラットフォームに広告を打つこともできる。

■Gspot

Gspot”を使うと、企業は割引などを活用したソーシャルマーケティングを簡単に行えるようになる。ユーザがアプリからキャンペーン情報をFacebookやTwitter、Foursquareで友達に共有すると、誰かに瞬時にクーポンを与えられる。

管理画面ではキャンペーンのバイラル効果などを確認することが可能。Gspotに入るのは、1回シェアされる当たり10-50米セントだそう。

■SecQMe

自分を守るための”SecQMe”はマレーシア発のスタートアップ。iPhoneとAndroidのアプリは、身の危険を感じたりしたときに人に自分の居場所を教えられる。暗い夜道や治安の悪い場所を歩かなければいけないときなど、アプリでイベントを作成すると1分に1度自動的に現在地を記録してくれる。

写真や動画を追加したり音声記録をすることも可能。危険!というときは緊急事態ボタンを押したり、目的地に到達しないときも友達や家族に通知される仕組み。追加機能が使える有料版は2.99-4.99米ドル。

■GushCloud

ブランドのオンラインプレゼンスを高めてくれるソーシャルメディアマーケティングプラットソリューション“GushCloud”。特にアプリ開発者に向けられてる。既存のオンラインマーケティングの問題は、1.Facebookの広告は高くなりうる、2.Googleの広告は必ずしも早くない、3.バナー広告はユーザの目に入らないことがある。

キャンペーンが設けた要件に応じて、ユーザがシェア、ツイート、ブログ、ダウンロードすることを促してくれる。ブランドの広告予算はそのアクションに応じてユーザに支払われる。昨年10月のサービスローンチから、70,000米ドル分がキャンペーンに使われているそう。

■Justaple

台湾発のスタートアップ“Justaple”が提供するのは、ソーシャルなブックマーキングサービス。ChromeとFirefoxのブラウザエクステンションとして提供されていて、動画やwebページをまるまる保存することができる。リンク切れの心配はないし、あとから検索することも可能。

友達と共有するソーシャルな要素も強いため、Pinterestが画像なら、そのウェブページ版という感じ。保存したwebページのまとまり(カタログ)は、公開・非公開に設定できる。同期されるiPhoneアプリなら、外出中に過去のアーカイヴを見ることもできる。

■Innoca Tech

ものを失くしてしまうという誰にも経験のあるトラブルの解決を試みるシンガポール発のスタートアップ。

薄いカード型のハードウェアがbluetoothでモバイルと同期される。例えば、カードをお財布にいれたまま財布を忘れると、一定距離を離れた時点でiPhoneが鳴り忘れ物していることを教えてくれる。仮に電話に気がつかなくても、カードの場所をグーグルマップで確認できる。

■Sakebii

日本から参加したのは、飲み仲間のためのクローズドなソーシャルネットワーク。いろんな人とつながってるFaebookでは飲んではち切れてる写真をアップできないなんて人も多いはず。海外では採用のときに本人そしてその友達のFaebookページをチェックしたりするなんて言うし。

本当に親しい友達とだけつながる場所が“Sakebii”。Pathがつながれる人数を50人から150人にまで増やしたのに対して、Sakebiiで友達になれる数は30人。Sakebii.com

■SpellDial

フィリピン発のスタートアップ。電話番号ではなくて名前で人などを探せるようにする。すごく当たり前すぎてみんなが気づくことすらない問題を解決してくれる、電話番号って覚えられない。

SpellDialに登録していれば、名前だけで人を捜し出すことができる。Facebookみたいに。番号が変わっても、わざわざ連絡帳の全員にメールなどで伝えることなく、SpellDialの情報を更新するだけで済む。一般ユーザに関して利用は無料、企業などは追加機能などが有料で受けられる。

■Start Now

ボランティアしたくてもどこから始めたらいいのかわからなかったりする。“Start Now”は、ボランティア候補者とNGOをつなげてくれるサービス。ボランティアしたい人は自分が役に立てる場を見つけることができるし、NGOはボランティアを見つけることができる。

また、ボランティアをした後にいかにそれを続けてもらうかが大事。ボランティアへのフィードバックなどを提供することで、コミュニケーションがとれる。サービスローンチから4日で42のNGOが登録し、エンドユーザ数は18,000人にのぼる。

■Acheevit

営業チームにリアルタイムのフィードバックや成績を共有できるプラットフォーム“Achieveit”。営業マンはトロフィーなどの賞を獲得することができ、ゲーム要素も取り入れている。

会社のメールアドレスでユーザ登録をすると、自分の同僚の状況などをストリーム上で確認可能。上司はプラットフォーム上で部下にチャレンジを与えることができる。大企業の70%、特に不動産や人材系の企業は何かしらのゲーム要素を取り入れているそう。

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