中国テクノロジー業界を語る5つの言葉「オープン」-TechNodeが振り返る2011年

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

Tencent(騰訊)の再構築、そしてペンギン(マスコット)の遠征

2011年6月15日。北京の中国国立コンベンションセンターにて、数百人もの人々がTencent開催の「Tencentパートナーシップカンファレンス」の会場でひしめき合っていた。

このカンファレンスは、長きに渡りクローズドでその怠惰さについて非難を受けていた中国インターネット大手企業のTencentが、外部に向けてオープンになり全てのパートナーを成功へと近づけるための手助けを行うことを決心した一歩だ。

Tencentの最高経営責任者Pony Ma氏は、「我々のパートナーがより成功に近づくことは、我々のオープンプラットフォームの更なる成功にも繋がる」と述べた。

カンファレンスの席上でMa氏は、Tencentがオープンにしている戦略のうち8つを選び出し、かいつまんで説明をした。深圳に本社を置くTencentは、「オープン化から退くのではなく解決策を考え出していく」、「取締役は全員オープンにする」、「ユーザーの利益に影響がおよぶようなことを絶対に許さない」、「パートナーとともに会社の方針を決めていく」、「利益はまずパートナーへもたらす」、「イノベーションが第一」などに取り組んでいる。

一方で、Ma氏は「Tencentのコラボレーションファンド」の規模を、100億元(15億米ドル)を倍にすると発表した。Tencentは現在、1年で200億元(30億ドル)の収益を産み出している。パートナーにも同じ額を稼いでもらうようにすることで新たなTencentをつくりたいと述べた。

現時点でTencentはTenpay(財付通)(Paypalに類似するサービス)、Paipai(拍拍)(Taobaoと同様のサービス)、Soso(捜捜)(検索 ビジネス)および、Tencent Pengyou(朋友)、QQ Zone(QQ空間)のようなソーシャルネットワーキングサービスであるTencent weibo(騰訊微博)、QQ LoginQQ Game CenterQQ Mail listなどをすでにオープンしている。さらに新しい製品やサービスが登場するものと期待されている。当時のいくつかのパートナーをギリギリのところまで追い込み、またオープン性の欠落についての批判を受けたことをうけ、現在Tencentはいろんなものを整理し現実と向き合いたいと考えている。

マスコットとしてペンギンを採用する同社は、ここ数年でオープン化に進んだ企業のひとつだ。

Baidu(百度)、Taobao(淘宝)、Shanda(盛大)、Amazon、Dangdang(当当)およびAmazon中国(卓越)、Kaixin001(开心)、NetEase(網易)、 51、Sohu(搜狐)、Youku(优酷)、Douban(豆瓣)、Renren(人人)などのすべてがオープンプラットフォームをローンチした。

拡大するモバイル最前線

Tencentのパートナー会議に続いて、Baiduもモバイル用のボックスコンピューティングのプラットフォームを6月末までにオープン化した。さらに年次のBaiduワールドカンファレンスにて新しいホームページをリリースした。彼らはモバイル検索市場に新たな可能性を感じ、サードパーティのデベロッパーにホームページをオープンにすることでウェブアプリも増やす考えだ。

検索業界の巨人(である百度Baidu)のボックスコンピューティングというコンセプトおよび技術から受け継がれたモバイルボックスコンピューティングは、ボックスコンピューティングコンセプトとともにBaiduオープンプラットフォームの上に構築されている。そしてBaiduオープンプラットフォームとは、BaiduアプリケーションオープンプラットフォームおよびBaiduデータオープンプラットフォームから構成されており、サードパーティーによる数千のアプリケーションをホスティングしている。これはBaiduによるオープンプラットフォーム戦略なのである。

これら生まれたての企業の中でもいくつかはパートナーにAPIを通じてデータを提供しており、また他のいくつかはサービスを提供している。その中でもJoyo(卓越)およびDangdang(当当)はプラットフォームを通じてサービスを提供している。

Eコマースもオープン化の道を辿るかもしれない

Amazonの中国の子会社であるJoyoは、Amazon中国のトラフィック、ブランド等を活用しながら資格さえあれば独自のオンラインショップを運営できるEコマース用のプラットフォームを7月の中旬にリリースし、保証金や使用料や年会費は必要ないという。もっと良いことに、Amazon Chinaのパートナーは倉庫や物流サービスも共有できる。もちろん、ここでは使用料が発生する。

B2Cオンラインショップ大手のDangdang と360buy(京東商城)も早速同じ様な取り組みを始めた。バーチャルオンラインストアを持つこともそうだし、他にも広範囲をカバーする独自の倉庫やロジスティックサービスを展開する。こういった取り組みは、オープンだからこそできるものだ。

中国でさらに多くの企業がオープンさの波に乗り推進している。2011年は、中国のインターネットのオープン化の第一歩だったと見る声が多い。今年は、これらのオープンプラットフォームとAPIに基づいた、より多くの凄まじい革新と新たなマッシュアップサービスを目にすることになるだろう。

中国における主要オープンプラットフォーム

Sina Weibo http://open.t.sina.com.cn
Sohu http://open.t.sohu.com/
NetEase http://open.t.163.com
Renren http://dev.renren.com
Kaixin001 http://open.kaixin001.com/
51 http://developers.51.com
Douban http://www.douban.com/service/
Tianya http://open.tianya.cn/
Taobao http://open.taobao.com
Baidu http://open.baidu.com
http://open.baidu.com/data/
http://app.baidu.com/developer/
Shanda http://open.sdo.com
Tencent http://open.qq.com/
Youku http://dev.youku.com
Tudou http://api.tudou.com/apps/main.php

【via Technode】 @technodechina