海外ブロガーを招いて日本の観光産業を盛り上げる外務省プロジェクト、鍵は韓国と中国

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【原文】

共同通信社は本日(原文掲載日2月7日)、外務省が海外ブロガーを日本に招待し、昨年の地震と津波の影響を視察してもらう活動についての現状を報告した。2011年の厳しい観光産業を少しでも回復するために、日本に関する良いニュースや安心を広めてほしいというものだ。

報告書の中にでてくるライターの一人である Louisa Liu Chuは、WBEZシカゴのフードブロガーだ[1]。彼女は昨日、旅行また震災の被害をうけた気仙沼や仙台への訪問で学んだことを説明するためにWBEZのインタビューを行った。インタビューは、被害をうけた地域などの日本についての定期的な情報を知るためにとても有意義であり、そしてこれらを聞くことを私はおすすめする。

共同通信の報告書では、一人あたり21.5万円(総額27.4万米ドル)の報酬を払い、10名の個人を確保したことを報告した。もちろん大きな問題は、その投資が日本の観光産業に対してメリットをもたらすかどうかだ。日本政府観光局が出した最近の統計報告[2]は、一昨年と比べると、震災の影響により観光産業への打撃が物語っている。しかし、国別の内訳(下の図参照)を見ると、一目でわかるように、外務省は韓国や中国からのブロガーをもっと呼び寄せることが大事であり、それ以外に方法はない。

それでもなお、2011年の初夏以降は観光客の数は大きな改善が見られてきた。この外務省の活動に関して人々が抱く思いは、同じお金を復興に役立てることとどちらがいいのかということだろう。

[1]WBEZは、様々な事柄について、素晴らしいpodcastと”This American Life”というラジオショーで放送している公共放送だ。
[2]詳細はここで読むことができる。

【via Penn Olson】 @pennolson

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