Rocket Internetは近頃オンラインファッションサイトのZaloraを立ち上げた。さらに電化製品の販売に特化したサイトも続けて立ち上げている。そのサイト名はLazada(※1)だ。
Lazadaは、スペイン語で「輪」という意味を持つ。Amazonのモデルを真似した同サイトもまた、悪名高いSamwer brothersによって作られたクローンだ。丁寧な言い方をすれば、リニューアルする前の古いAmazon.comか、もしくは現在のイギリス版amazon.co.ukにそっくりだ。Lazadaは(上記写真参照)中東(厳密にいえばドバイ)を拠点に、 エジプト、インドネシア、フィリピン、そしてタイに進出している。
Lazada.comはテレビ、ソフトウェア、コンピューター、カメラのような家電製品を取り扱う。インドネシアのパートナーにはAcer、Apple、 Blackberry、Canon、Lenovo、Nokia、Samsung、そしてSonyといったブランドが名を連ねている。Zaloraと同様に、Go-jekのおかげでジャカルタ全域に無料で配送を行う。Rocket Internet IndonesiaのCEOであるNadiem Makarim氏はGo-jekの共同創業者でもあるため驚くには至らない。
Lazadaがインドネシア市場で勝ち残るには、現地のe-コマースモールBliBliや日本拠点のRakuten’s Belanja Onlineとの競争に打ち勝つ必要がある。後者のRakutenは最近ブランドが認知され市場シェアを獲得しつつある。
AmazonやZapposのような企業は中東や東南アジア地域には注目してこなかっため、Rocket Internetは将来的に彼らに買収され早くエグジットできる可能性がある。有名サービスを模倣し、ローカライズされた本物と見分けのつかないサイトを作る前例になるかもしれない。
インドネシア及び、新興市場でのRocket Internetのやり方をどう思うだろうか?みなさんからのコメントを待っている。
(*1 編者注:翻訳したタイミングで「Lazada」というサービス名は、「mizado」に変更されている。)
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