50万ユーザーを突破したEメールのバックアップサービス「Dropmyemail」、第2ラウンドの資金調達中

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

シンガポール拠点に、eメールのクラウドバックアップと移行サービスを提供するスタートアップ「Dropmyemail」は、ローンチ後わずか50日にしてユーザが52万5000人を超えた。1日平均1万500人の新規ユーザを獲得しているという。このフリーミアムサービスは3月1日、DEMO Asia Singaporeで最初のサービスを開始した。またDropmyemailのチームによると、第2ラウンドの資金調達に忙しいとのことだ。

いかに我々がeメールに依存しているか、またeメールが今もなおインターネットにおける主要な活動の1つであることを考えれば、Dropmyemail.comという企業の測り知れない可能性を反映しているといえる。ある日起きたらeメールの中の全てのデータが無くなっていたなんて絶対に想像できない。事実、筆者は以前発生したGmailのダウンを経験した2%未満のユーザの1人だ。

その成長について、CEOであり設立者でもあるJohn Fearon氏はこうコメントした。

「このままいけば、3か月以内に100万ユーザに達する。これはDropboxやFab.com、PinterestTwitterのよりも早いスピードだ。我々はもっと早く達成するんじゃないかとも思っている。今日、世界では推計で毎日34億通ものメールがやり取りされている。75%は一般利用者で、企業利用ではない。我々の目的はインターネットのバックアップを取ることなので、まだまだやるべきことが沢山ある」。

Dropmyemailのプレスリリースによると、ユーザー層は世界のeメールユーザーの地理的な位置に近いものだという。市場調査会社The Radicati Groupの発表によれば、ユーザはアジア太平洋に47%、欧州に23%、北米に14%がいる。

Johnは、彼らのように、一般ユーザーの包括的なeメールバックアップサービスを無料で提供する競合はいないと言う。クラウドでバックアップサービスを提供しているDropboxや、企業ウェブサイトのバックアップを提供するBackupifyなどの企業は存在するが、後者はDropmyemailの姉妹サイトであるDropmysiteに近い。

Dropmyemailは元々、Crystal Horse Investments、Stanley Street Labsや未公表の個人投資家から、元手となる資金提供を受けていた。Dropmyemailチームは、これから数ヶ月の間に、このサービス以外の製品やサービス拡張をリリースする予定だ。また、ユーザ数の増加を支えるためバックアップのオプションを増やすことも検討している。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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