[beLAUNCH2012] 韓国・スタートアップ・バトル 第1グループ

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【原文】

このスタートアップバトルは、約8分間のサービス紹介ピッチと約8分間の質疑応答からなり、順番に実施された。

事業を始めてまもない企業の成長の可能性を検討し、彼らの情熱を感じることができた。2日間にわたるスタートアップ・バトルで、最初のグループでは、以下のようなサービスが紹介された。

1. プライベート・ライフログ・サービス「Flava」 -(株)グリーンモンスター

既存のソーシャル・ネットワークには、その空間がパブリックであるため、自分で投稿内容を抑制してしまう。ソーシャル・ネットワークが提供していない、プライベートな空間を提供し、豊かなユーザ体験を提供することはできないだろうか。

主な特徴 

  • ユーザにとって、魅力的な体験を提供する2つの機能で「セレンディピティ」「リプレイ」を際立たせ、保存した写真を特定の場所で開いたとき、関連する写真や動画などで見せてくれる。

Q) Evernote との差別化は?

  • Evernote は「どのように情報を保存するか」という観点だが、Flava は「どのように見せるか」にフォーカスしている。
  • Evernote は、テキストと画像の表示止まりだが、Flava は複数の写真をアップロード・表示することができ、動画も表示できる。

Q) 今後のサービス計画とビジネスモデルは?

  • 現在はアプリのみだが、今後、デスクトップ向けのウェブサービスを準備中。
  • ビジネスモデルは3つ:有料ストレージ、アプリ内課金、事業分野特化型サービス。

2. モバイル人材プロフィールサービス「Yeati」 – Easy Works

リクルーター出身者が設立した、モバイル人材プロフィール・サービス・ベンチャー。

主な特徴

  • ブランディング:個性的なプロフィールをビジュアルに表示。
  • 管理:名刺管理、人脈管理。
  • シェア:ネットワーク、パーティ、カンファレンス。
  • ネットワーク開発:タレント・タグ、ゴール。
  • 現在、過去、未来(ゴール)プロフィールの設定(公開範囲の設定可)、自分の個性や履歴を簡単かつ便利に構成。

Q)履歴管理の面でLinkedinと違う点は?

  • 履歴フォームをテキスト中心とするLinkedInと異なり、Yeatiはビジュアル中心であり、主な機能(サービス)に違いがある。
  • キーワード、応援、賞賛、コメントなどを数値化し、人材のの定性的な評価が可能である。
  • 特にLinkedInと競争するつもりはなく、パートナーとして共に成長することが目標。

Q)ビジネスモデルが気になる

  • プロフィール検索した後、直接の連絡には、一定の金額を支払ってもらい、複数のオプション機能の有料展開を考えている。


3. 友達との出会いを自動的に記録する「Ulabla

友達を中断することなく出会いを記録することができるサービス、Ulabla。

  • 「Red Button」一つで起動する簡単なサービス、超音波を利用して自動的に記録する。
  • 公開にはFacebook連動機能を提供し、場所、ストーリー、写真などを追加することができる。

Q)ビジネスモデルは?

  • Client API呼び出しによる課金などを検討中。

 

4. 手術の悩み、病院の選択など、医療情報を発信・共有できる「Oh My Doctor

人々が心配する手術の費用情報やコメントなどを提供し、病院を選択・決定するための補助をする。(歯科、整形科、皮膚科などにフォーカス)

主な差別化ポイント

  • 拡張のしやすさ、情報検索の利便性

Q)医療情報を提供し、広告を置くことになれば、後発組として競争力はあるのか?

  • コメントを残したときに広告性が高すぎる場合は内容を見直し、手術な具体的な経験談を提供する予定。
  • 既存の類似サービスで指摘されてきた企画記事や広告性を排除し、信頼性を高める計画。

Q)今後のサービス拡張計画は?

  • 情報のニーズが高い分野で、徐々に拡大する予定である。例)美容、整形、不治の病や難病の分野に拡張

審査委員からのコメント

  • 広告主を探したり、ビジネスモデルを作り出すのが難しい分野ではないか。
  • 追加のビジネスモデルとして、院務課(訳注:日本の病院のおける、医療事務課に相当)の予約サービスを提供することが考えられる。例えば、がん患者のCT撮影は2週間待たなければならない。検査を受けたくても予約が難しい状況。このような場合に、病院単位で業務を補助できるアイデアを提供することができるだろう。

5. 適応型学習プラットフォーム「Knowre(ノウリ)」

主な特徴

  • 洗練された分析(1件の問題に対し、6コンテンツを分析)
  • 学生向けにカスタマイズされたコンテンツを提供。
  • 反応したコンテンツに応じてカリキュラムを提供し、受講者を刺激するために面白さの要素を追加。
  • アメリカでの展示会で数学の学習コンテンツが高い評価を受けた。アメリカ(ノートPCユーザが多いため、迅速な売上増を見込める)を手始めに、東アジア市場に向けて展開。コンテンツは、長期的にSAT(アメリカの大学進学適性試験)の準備と大学教材まで拡張する予定。

Q)コンテンツの確保が難しいと考えられるが、どのように確保するか?

  • 本や他のメディア形態でコンテンツを作成していたもの、数学塾で使っていたコンテンツを英文化する。


Startup Battle 第1グループ 審査委員:

  • Vidquik – Bernard Moon
  • KingsBay Capital – シン・ミョンチョル(신명철)代表
  • ダウム・コミュニケーション投資チーム – チェ・セフン(최세훈)様
  • ケプストン・パートナーズ – ソン・ウンガン(송은강)代表
  • ストーンブリッジ・キャピタル – パク・ジウン(박지웅)チーム長

 

他のカンファレンスとは異なり、 スタートアップ・バトルは、直接VCや他のスタートアップの目前で、新規スタートアップらがビジネスの紹介をして、すぐにフィードバックが得られる特別なセッションだった。

ピッチのパフォーマンスが観客の注目を集めたチームや(Yeati)、 超音波という特殊な方法を用いたチーム(Ulabla)もあった。バトル終了後、すぐにメディア数社のインタビュー要請や、他のスタートアップの参加者と積極的に質疑応答を交わす姿が見られた。

第2グループ、第3グループのスタートアップ・バトル・セッションも期待される。

 

*この記事は、beLAUNCH 2012記者団チェ・ハゴン(최학곤)氏の協力により作成された。

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom