中国のモバイルインターネット事情に冷水

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

お気づきだと思うが、「インターネットの女王」Mary Meekerが、D10カンファレンスでインターネットのトレンドについてスピーチをしたすぐ後に、彼女のプレゼンスライドの吹き替え版「Internet Trends 2012」がまたもや各社の見出しを独占した。

興味深いのは、Internet Trendsというタイトルながら、その大部分がモバイルインターネットに関するもので、その急速な成長、収益化の進行、広告費等に言及している点である。

確かに彼女のプレゼンはグローバル市場に注目している。とりわけ中国では、ここ2年で十分な資金を市場に投入しヒートアップしていたし、モバイルを対象にした数多くのスタートアップがどこからともなく現れた。

しかしながら、第1四半期の幕開けとともに、中国での成長も勢いを失ったようである。北京に本拠を構える市場調査会社Analysys Internationalによると、今年の第1四半期には中国のモバイルインターネット投資は5,293万米ドル(公開案件5件)に減少、もしくは前年比88.1%と前期対比91.5%の減少となった。

つい2~3ヶ月前の2011年第4四半期には、総額2億9,000万米ドルが14件(すべて公開案件)に投資されていた。

グローバル経済の停滞でモバイル製品の収益化能力にも懸念が浮上している。加えて、類似品が多すぎる事情も相まって中国のモバイルへの熱狂は冷え込んだ。すぐに上向きになるであろうか?いやおそらくそれはないだろう。こうなる前に資金調達を行ったスタートアップは、お金の無駄遣いになりえるマーケティングキャンペーンを自粛し資金を保つことを考えた方がいい。資金を確保できなかったスタートアップは、今この瞬間から生き残ることだけを第一に考えるべきである。

【via Technode】 @technodechina

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