ロイター通信によると、インドの大手企業であるHomeShop18は、米国でのIPOの可能性について投資家たちと議論をしている。情報元が不明ではあるが、とある情報源によると「プロセスは始まったばかり」で銀行家や投資家との話し合いが進行中だという。
HomeShop18は、過去1年に渡って非常に高い生産性を発揮している。最も知られているのは、CoinJoos.com買収後に巨大オンライン書店を開始したことであろう。だが、インドのEコマースの競争はますます激しくなってきており、勢いのある現地企業であるFlipkartやSnapDeal、Junglee.comの他に、2ヶ月前にサービスを開始したAmazonなどが競合に名を連ねている。Wal-Martでさえ機会を伺っており、インドにおけるパートナーシップ提携に向けてEコマース企業数社と交渉中と伝えられている。
HomeShop18のCEOであるSundeep Malhotra氏と昨年話したところ、彼は増える競争相手に気をそがれることなどない様子だった。市場は十分大きく、全ての企業が成長する余地があると語ってくれた。IPOの可能性についてMalhotraは、ロイター通信にこのように述べている:
「我々は株式公開を熱望しており、可能性としてはありえるが、今そのことについて語るには時期尚早であるといえよう。我々は今のところいかなる期間や時間も明確にすることはできない」。
現在、インドのEコマースはおよそ100億米ドル市場と言われている。だがその成長は、乏しいインターネット構造によって妨げられており、当然HomeShop18を含むEコマース企業の成長もその影響を受けている。しかし、消費者の信頼という意味では成長を見せており、インドの一般的な買い物客は過去と比べると、オンラインでのショッピングに時間とお金を費やす傾向が増している。
2010年、もう一社のインドの企業であるMakeMyTrip.com(NASDAQ:MMYT)が米国の新規株式市場にて上場した。同社は現在、提供商品の改善を試みるため、トラベル分野での買収の可能性を探っている。
1.Jungleeでは、ユーザーはHomeShop18などを含む他の販売業者から購入することができる。
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