[Simply Business] スタートアップ立ち上げのチェックリスト

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

新しいスタートアップを立ち上げることは、スタートアップのライフサイクルの中でも最もエキサイティングな瞬間である。自分が数ヶ月、あるいは数年にわたって育んできた新生児を、世に披露する時がいよいよ到来したのだ。興奮しないはずはないのだが、同時に骨が折れることでもある。

自分のプロダクトが、果たして一般の人々に利用してもらえるような代物であるのかどうか、用意周到かどうか、などといった疑いを抱くようになる。そこで、同じく新しいスタートアップを立ち上げるべく準備中である私のスタートアップ立ち上げのチェックリストを、皆さんとシェアしたいと思う。これはあくまでも私のチェックリストであって、異なる意見が出ることもあるだろう。そして、何か私のチェックリストに漏れなどあれば、皆さんに指摘してもらえればありがたい。早速だが、以下が私のチェックリストだ。

1. 全てにおいてテストを行うこと

これは明らかなことだが、成功例だけではなく不成功例なども含め全てのテストを行うこと。悪意ある入力のテストを行うこと(sqlインジェクション、文字化けなど)。正しいフローで迅速な対応をし、分かりやすい言葉が用いられているかなどを確認しよう。

私は普段、ランダムに選んだ社外の友人10名に、異なるブラウザやOS、国でいくつかのシナリオに基づいてテストしてもらい、問題を指摘してもらうようにしている。全部に対応することはできないだろうが、少なくとも2、3のバグをつぶせば、ローンチには十分だ。その後、もしあなたのサイトがeコマースであれば、購入やカスタマーサービス、返品の手順を確認し、それらが約束通りうまく機能するかを確認しよう。

携帯やタブレットからもテストすることを忘れないでほしい。携帯向けの開発では、TestFlightHockeyAppを使えば、ベータ版テスターの招待やクラッシュログの監視ができる。

2. 初期ユーザの獲得プランを再度チェックすること

さてローンチの準備ができたようだ。初期ユーザの獲得プランはできているだろうか? そう、最初の1,000名のユーザを獲得するプランのことだ。マーケティング予算はあるだろうか?

どうやってユーザから関心を持ってもらうのかを考えてみよう。メディアに広告を出したり、ソーシャルメディアでキャンペーンをしたり、サイトを宣伝する面白い動画を作ってみたりする。

また、EchelonStartup AsiaPopcon Asiaといった大きなイベントでローンチすれば、初期のオフラインのトラフィックを獲得できる。こうしたイベントにはそれほど費用はかからず、アーリーアダプターを獲得するには非常に効果的だ。

3. 規約を再度確認すること

これは、普段サイトで最も見過ごされる部分だ。規約や利用のルール、プライバシーポリシーこそが、ユーザからのクレームや(最悪の場合)訴訟においてあなたを守ってくれる一番の鎧であり、非常に重要である。あなたが法的に安全かどうか、法務部門やコンサルタントに再度確認することが重要だ。

ローンチ後も規約に変更があればユーザに告知する義務があるので、これについては注意が必要である。

4. ローンチに関わるパートナー全員に再度連絡を取ること

さて、もう準備万全だ。だがあなたのパートナーたちはどうだろう?Bouncityが販売店と共同でローンチしたように、あなたもこうしたパートナーとともにローンチするなら、計画した通り一緒に彼らがローンチできるよう準備ができているか、対応可能であるかを確認する必要がある。フローを再度チェックし、彼らがあなた同様に準備ができているかを確認しよう。

他人のせいで起きた間違いも時にはあるだろうが、もしその間違いを引き起こしてしまったのであれば、それは自分の間違い以外の何ものでもない。

5. 準備は整った!

全てをチェックして全部大丈夫なら、ローンチの準備は完了だ。サーバに十分容量があるか、あなたのスタッフが多くのリクエストや注文に対応できるかを確認しよう。

もしスタートアップのアイデアが上手くいかず、人々が理解してくれない場合についても、心の準備をしておこう。これも一つの可能性だ。

私からは以上だ。新しいスタートアップの立ち上げに向けて健闘を祈る!


Aria Rajasaは、強力なデザイナーコミュニティーに支持されているアパレル・スタートアップgantibaju.comのCEOである。彼は大学を中退した後に、アントレプレナー精神への情熱からテクノロジーやデザイン業界に数多くの起業をしている。

【via Daily Social】 @dailysocial_en

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